森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

山猫のつぶやき

秋晴れや流るる雲の軽さかな ~俳句tweetより~

今回は10月24日から10月28日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 秋暁の照らす頬だけ温かい すっかり秋めいた風が初めて吹いた朝。天気予報見てなくて、夏のシャツを着て家を出てきてしまいました。涼しくて良い感じ。いえ、でも、ちょ…

わたしは何を見ればいい?

目を信じてはいけない、見ているものが宇宙のすべてだと思ってはいけない、真実だと思ってはいけない。見ているのに見えていないものがある。たぶん、そんなことはみんな知っているはず。でも、すぐにそれを忘れてしまう、勘違いしてしまう、目を信じてしま…

「元気出せ」どんぐり一つ転がり来 ~俳句tweetより~

今回は10月17日から10月21日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 仔猫鳴く空いつぱいの鰯雲 この記事を書いている今気づきました! 「鰯雲」を季語にして詠んだつもりでしたが、、、「仔猫」も季語でした。しかも春の季語です。猫の子…

それでも生きている。

今回の記事に深い意味はありません。 何かのメッセージでもありません。 山猫のつぶやきです。ただそれだけです。 考えるから生きづらくなる。 生きるということは、多分生きると考えないこと。 朝起きて水を飲んで、食べられる物があればそれを口にする。そ…

吾に似たる人影伸びて秋の夕 ~俳句tweetより~

今回は10月10日から10月14日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 布団着て丸める背中今日休む 布団はバリアです。レーザー光線を跳ね返すバリアもあれば、寒さを防ぐバリアもあります。目覚まし時計の音や、起床を促す家人の声を跳ね返…

歩いても歩いても虫鳴く夜や ~俳句tweetより~

8月22日から9月30日までの6週は、この間に行った東北旅行(岩手方面)から題材をとった句を詠みました。10月からは元の形、その日その日に感じたこと出会ったことを題材にして詠む形に戻りました。戻りましたが、、、いつもと変わらない日常のなか…

青を待つ数十秒の蝉時雨 ~俳句tweetより~

11月になりました。今年もあと2か月足らずです。ですが、今回は8月15日から8月19日までのtweet句です。まだ蝉時雨を詠んでいます。相変わらず季節感がなくてごめんなさい。どうぞよろしくお願いします。 青を待つ数十秒の蝉時雨 信号待ちです。ハイ…

まだこんなところにいます夏の雲 ~俳句tweetより~

今回は8月8日から8月12日までのtweet句です。まったく季節感が伴わない句ばかりで申し訳ありません。どうぞよろしくお願いします。 少年の日の蝉時雨今朝も聞く 森の奥で暮らしていた少年の日に聞いた蝉時雨はとても優しくて、森の木陰で涼みながら友達…

木影踏み右へ左へ蝉時雨 ~俳句tweetより~

「~俳句tweetより~」の記事、今回は春から夏にかけて、あちらこちらで呟いたtweet句です。tweetしてから時間が経ちすぎていて季節感ありませんが、どうぞよろしくお願いします。 菜の花の花の数だけ温かい 4月3日の句です。菜の花の花はどの花を言うので…

不快な存在 0/6

文章はただ書くだけより、書いたあと、それを推敲する作業が好きです。頭に浮かんできたイメージを一発で文字に置き換えることができるなら、そんな必要は全然ないのですが、ブログの記事にしろ小説にしろ、仕事上必要に迫られて書く文章にしても俳句にして…

夏休み兄弟げんかは疲れ果て ~俳句tweetより~

2022年8月は後半を迎えました。ちょうど1年前わたしは十日余りの入院生活を送りました。俳句を詠もうと思ったのは、その退院後からです。 www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net まだ春の句が何句か残っています。急ぎます 今回は春の句4月4日…

春一番地球を未来へ運んでく ~俳句tweetより~

俳句tweet振り返り記事です。今回は2月14日~18日と2月21日~25日までのtweet句10句です。2月24日プーチンはウクライナ東部で「特別軍事作戦」を開始すると発表し、首都キーウ近辺を含むウクライナ各地への砲撃や空襲を始めました。わたしは今…

今できること ~高橋源一郎の飛ぶ教室より

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってもうすぐ5カ月になります。新聞報道はめっきり減りましたが、まだ戦火は止んではいません。ウクライナ東部・南部地方での攻防は一進一退か、ロシアの漸進が続いているようです。一方で目の前にあるのは、新型コロナ第…

春の月枝ひとつづつ照らしをり ~俳句tweetより~

俳句の投稿を何回かしました。結果は全然です。けれど、もう少しだけ続けてみます、、、 今回は2月7日から2月11日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 空つ風引き裂き膝小僧走る 空っ風が吹き抜ける公園を膝小僧が走っていきます。膝小僧…

鬼を追ひそれでお前は気が済むか ~俳句tweetより~

今回は1月28日から2月4日までのtweet句です。この週から平日(月~金)だけ俳句をtweetすることにしました。今回の俳句記事は、帳尻があうように、この期間の6句をまとめています。次回以降は1週ごとのtweet句5句をまとめていくつもりです。いつまで…

初空に白一直線雲走る ~俳句tweetより~

3月を迎えました。2月末から始まったロシアによるウクライナ侵略はいまだ先行きが見通せない状況です。考えもしないような怖ろしいシナリオが用意されているようで気味が悪くてなりません。わたしたちは戦争と戦争との間にはさまれた束の間の休憩時間に暮…

寒波襲来厚き衣着るエビフライ ~俳句tweetより~

大急ぎで俳句の在庫一掃をはかっています。今回は去年の12月24日から28日までのtweet句です。これでやっと、このブログも年を越せます(^^; 人気ゲーム機入手難迫る聖夜 今は昔、ウィイというゲーム機あり。ある年の聖夜、息子の願いの品を探す父あり。…

迷っているときは、ただ勇気が足りないだけかもしれない ***山猫クイズ001***

答えが見つからないのと迷っているのとは違う。 答えが見つからないというのは、そもそも答えの手掛かりすら持っていないということ。それでは、前にも後ろにも進めない。答えにたどりつける熟した自分になるまで待つか、まったく別の切り口を探すか、それと…

冬閑か震災といふ非日常 ~阪神淡路大震災から27年~

少し前のことですが、年末年始の6日間、俳句のtweetを休みました。大みそかからお正月にかけて呑んだくれる予定だったからです。そしてもちろん、呑んだくれて過ごしました。けれど、6日間まったく俳句のことを忘れてたかというと、実は一月四日からのtwee…

毛虫くんみんな元気かい落ち葉訊く ~俳句tweetより~

俳句のtweetに記事の更新が全然追いついてないので、、、相変わらず記事の更新をサボっているからですが、、、12月9日から12月23日までにtweetした一日一句を端折って記事にさせていただきます(^^;この期間、2週間分のtweet15句からの5句です。よ…

言葉があってもその意味を共有できないなら、思いはすれ違ってしまう **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート33

備忘録として、自分の思いを書き留める場として、小説創作を発表する場としてブログを始めたのに、しばらく俳句記事ばかり書いていました。tweetした俳句をまとめるのに精いっぱいで、それ以上書く時間がないです、、、というのが言い訳でした。でしたが、実…

裸木の固き蕾の先に天 ~俳句tweetより~

句集を買いました。『自選自解 山口誓子句集』(白凰社)です。誓子自身が選んだ俳句215句に、やはり誓子自身による解説を加えた句集です。巻末には「わたしの俳句のつくり方」という文章も添えられています。この一文を読みたくて、この本を買うことにし…

落ち葉には夢ありいつか花にならむ ~俳句tweetより~

年があらたまってもうすぐ一か月になりますが、またまたブログの更新を滞らせてしまっています。その上、読者登録させていただいている方のブログへの訪問もすっかりご無沙汰してしまっています……更新を待ってくださっている読者の方が果たしていらっしゃる…

冬空に鳥啼き交はす今日は晴れ 〜教育実習生担当日誌⑷ ~俳句tweetより~

年があらたまってすでに十日近く過ぎてしまいました、、、が、ようやくブログ更新できました。あけましておめでとうございます。 令和4年初投稿は、相変わらず俳句の記事です。教育実習生担当日誌は年をまたいでしまいましたが、今回で終わりです。今年もど…

地球ごと埋め尽くしたる落ち葉かな 〜教育実習生担当日誌⑶ ~俳句tweetより~

教育実習日誌に書いたわたし(指導教官)側の文章を、備忘録として、そして40年ほど前に教育実習生だったわたし自身への応援メッセージとして書き残しています。教育実習は2週間(10日間)。7日目からの記録です。 1日目から6日目はこちらに書きました…

秋深けてまだ生きてをり螽斯 〜教育実習生担当日誌⑵ ~俳句tweetより~

教育実習日誌に書いたわたし(指導教官)側の文章を、備忘録として、そして40年ほど前に教育実習生だったわたし自身への応援メッセージとして書き残しています。教育実習は2週間(10日間)。4日目からの記録です。 1日目から3日目はこちらに書きました…

何を追ふ地下道を往く木枯らしや ~俳句tweetより~

わたしの住む神戸・六甲山南麓に木枯らしが吹いたのは11月のはじめでした。 角川学芸出版『角川俳句大歳時記』には 凩【こがらし】木枯(こがらし)冬の初めに吹く強い北風である。語源は「木を枯らす」とも「木の嵐」ともいわれるが、どちらにしても木に…

捨て猫の小さき肉球いわし雲 〜教育実習生担当日誌⑴ ~俳句tweetより~

今回の前段は俳句のこととは全然関係ありません。 何年ぶりかで教育実習生の担当をすることになりました。期間は2週間です。実習期間中は、その日の振り返りを口頭で行うだけではなくて、実習日誌を介して、文章でのやりとりも毎日行います。その日誌に書い…

失ひて戻るものありや星月夜 ~俳句tweetより~

俳句は季語だな、とつくづく思いました。 前回は「十三夜」という季語で3句詠みました。十三夜の月は、満月を迎える前のまだまだ上を目指す直向きな気持ちや未完成の美しさみたいなものを句に託すことができて、想像力がかきたてられました。 ですが、今回…

満ちるよりここで止まれや十三夜 ~俳句tweetより~

まったく個人的な事情ですが、ここ何回か、サブブログ『飛ぶコタツ』に投稿していた俳句についてのつぶやき記事は、今後はこちら『森の奥へ』に投稿しようと思います。そのうえで、作品(俳句)だけをサブブログにも掲載するという形にしようと思っています…