森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

高台へ屋上へ走れ春怒涛 ~旅行に行きたい!⑦ 〜旅行二日目その2(気仙沼・津波伝承館)

旅行二日目8月23日です。今回の記事は旅行二日目その2、気仙沼・津波伝承館編です。この日の移動はレンタカーを使っています。16時までに大船渡・盛でレンタカーを返却しないといけないので、駆け足で回っています。厳美渓(一関市)を出たのが10時半。気…

数へ日を数へる今日の空の青 ~俳句tweetより~

数へ日を数へる今日の空の青 2022年詠み納めです。 記事の更新がカレンダーに追いついていませんが、今年も残りあと数日になっています、、、という、その年の残りの日数を数えるところから「数え日」という季語があります。前回の記事で 数へ日や明日終はる…

旅行に行きたい!⑥ 稲の波寄せては返す千年余~旅行二日目その1(骨寺村荘園遺跡・厳美渓)

2022年も残り数日になってしまいました。俳句の季語ではこれを「数へ日」と言います。残り数日と思うと、なんとなく落ち着かない気分になってきます。 数へ日や明日終はるかも知れぬのに 山人 「旅行に行きたい!」はまだ8月です。今回の記事は旅行二日目そ…

風止んで星の流るる音聞こゆ ~俳句tweetより~

クリスマスを意識した最初の記憶は、プレゼントをもらうには靴下が必要らしい、とイブの日に幼稚園の友達から聞いたことでした。数十年前のことです。早速その夜は、靴下を枕元に置いて寝ることにしました。どこに置けばいいのかまで友達は教えてくれなかっ…

見上ぐれば星流れゆく吾の先へ ~俳句tweetより~

今回の記事の冒頭に、不可思議/wonderboy のことを少し書こうと思って書き始めたら、ちょっと長くなってしまったので別記事にしました。もし興味がおありでしたら、そちらもお読みください。 www.keystoneforest.net 今回は11月7日から11月11日までの…

不可思議/wonderboy の Pellicule ~だから今日は戻らない日々を思い出して笑おう~

以前にも触れたことがありますが、NHKラジオ『高橋源一郎の飛ぶ教室』を毎週欠かさず聴いています。源一郎さんに今回の放送で教えてもらった歌に心を強く揺すぶられたので記録しておきたくて。 www.youtube.com 不可思議/wonderboy の Pellicule という歌で…

星月夜ピアスの君に触れられず ~俳句tweetより~

映画を2本観ました。映画館で、です。『すずめの戸締り』と『THE FIRST SLAM DUNK』の2本です。どちらもとっても面白かったですが、より楽しめたのは後者でした。山王工業戦の最終盤で交代を告げられた桜木が安西監督に叫んだセリフ。 「オヤジの栄光時代…

見ないんじゃなくて忘れてるだけ

――夢をあまり見ない方です。 人にそう言うと、見ないんじゃなくて見た夢を忘れてるんですよ、と正されます。夢を見るのはレム睡眠のときなんだそうで、レム睡眠は約90分周期で訪れます。ですので、誰でも一晩で3回から5回は夢を見ていることになるんですよ…