森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

虫喰ひの穴開く若葉とにらめつこ ~ロシアのウクライナ侵攻;5月23日~6月5日の朝刊見出しまとめ~

ロシアのウクライナ侵攻について、自分用のmemoとして、この間の新聞朝刊一面の見出し(ウクライナと国際情勢に関係するもの)をまとめています。なお、日付と見出しは山猫🐾家で購読している産経新聞に拠っています。

5月23日~6月5日のまとめですが、一面でのウクライナ侵攻についての言及がない日が続くようになってきました。

 

 

2022年5月23日(月)
※一面に記事なし(この時期はバイデン大統領の来日、首脳会談の話題がメインに)

2022年5月24日(火)
※一面に記事なし

2022年5月25日(水)
※一面に記事なし

2022年5月26日(木)
※一面に記事なし

2022年5月27日(金)
※一面に記事なし

2022年5月28日(土)
※一面に記事なし

2022年5月29日(日)
・露、極超音速ミサイル実験 北欧2国NATO加盟牽制
・プーチン政権周辺 侵攻批判 外交官など、統制綻びか

2022年5月30日(月)
※一面に記事なし

2022年5月31日(火)
※一面に記事なし

2022年6月1日(水)
・露産石油禁輸EU合意 追加制裁 年末までに9割削減

2022年6月2日(木)
・米、高機動ロケット供与 バイデン氏、軍事介入は否定
・露、東部要衝「7割制圧」

2022年6月3日(金)
・露、デフォルト公算 金融機関委 国債利払い「不履行」
・露、東部要衝8割掌握 ウクライナ ルガンスク陥落危機

2022年6月4日(土)
※一面に記事なし

2022年6月5日(日)
※一面に記事なし

 

 

以下はウクライナ侵攻について拙ブログで書いた記事と俳句です。

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

www.keystoneforest.net

 

tweet句は5月9日から5月13日までの句です。お目汚しごめんなさい。

 

 

向日葵や飛行機雲の先いづこ

真っ先に飛行機雲に気づいたのは向日葵。さすが、向日葵。空を眺めるのが大好きだからこそ。
青空に引かれた一筋の雲。引いたのはどんな飛行機だったろう。それはどこに向かったのだろう。

 

向日葵やあの日の空と何が違う 

あの日もこの日も空は変わらない。風に乗って雲は流れてゆくし、お日様は東から昇って西に沈んでゆくし。雲は白くて空は青いし、夜の星は美しく瞬くし。
大地が焼かれ穴をあけられ、引き裂かれても、空はちっとも変わらない。あの日もこの日も空は変わらない。それでも、教えて欲しい。あの日の空と何が違う?

 

ドローンと戦車地雷と向日葵と

異質で不気味な兵器は姿が見えない地雷。それは3ドルほどで作ることができるらしい。人の生命や手足を奪うのにたった400円。これが街や野に、道や原に、一体どれほどの量、埋められているだろう。やがて戦争が終わり、ドローンも戦車も故郷へ帰る日が来る。けれど、地雷はそのまま、かの地に残る。何年か過ぎ何十年も経ち、埋められたことがすっかり忘れ去られても、確かに地中に眠っている。そしていつか爆発する日がやって来る。いまだ消えずに残っているチョルノービリ(チェルノブイリ)の放射能も、もちろん目に見えない。

 

向日葵の隣に戦車来て止まる

これは剽窃? 模倣? オマージュ?
パクり、、というのだとしたら、ごめんさい。
遥かに及びませんが、わたしの頭にあった句は「夏草に汽罐車の車輪來て止る」(山口誓子)です。山口誓子自身はこの句をこう自解しています。

機関車が、駅の構内のはずれまで来て止まった。止まるということは車輪が止まることであった。ゆるやかに廻っていた大きな車輪がぴたっと止まったのだ。その車輪を迎えるようにして夏草が茂っていた。その夏草の中で機関車は止まったのだ。(『自選自解山口誓子句集』山口誓子)

有機物と無機物。柔と剛。小と大。鮮やかに対比される夏草と汽罐車とは違って、向日葵と戦車とは対等なのです。よっ、お疲れ。みたいな会話を交わしているはずです。

 

向日葵と戦車並びて空を見る

暮れかかる空を夕陽が染めはじめます。向日葵と戦車とは、向き合うんじゃなくて並んでいる。それぞれの目線の先にあるのは同じ空。そろそろ家に帰ろうか。口に出さなくても思いは同じ。
ロシア軍がウクライナに侵攻を始めてから、もうすぐ4カ月経ちます。ロシアはこの間「少なくとも774両の戦車を失っており、そのうち半分は撃破され、3分の1はウクライナにろ獲され、残りは破棄されているとのこと。これはロシアが戦前に保有していた戦車約3000台のうちの約4分の1が失われたことを意味しています」
(Gigazine 2022/6/17 6:00 https://gigazine.net/news/20220617-tank-future/
一方のウクライナ側は「ロシア軍とのこれまでの戦闘で、歩兵戦闘車約
1300台、戦車約400両、ミサイル発射システム約700基など、それぞれ最大で50%を失ったと明らかにした」(読売新聞オンライン2020/6/18 12:00)
陽が沈むまでまだ少し時間があります。背伸びばかりするのはやめて、同じ目線で空を眺めたいな。

 

 

 

 

虫喰ひの穴開く若葉とにらめつこ

虫喰ひの穴が弾痕に見え、、、ないか。
でも、屋根に開いた弾の痕は夏の青空を眺めるための穴、、、なのかもしれない。









 

 

よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter

 

f:id:keystoneforest:20180211232422j:plain

山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。