森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

からからに渇いて梢春を待つ ~ロシアのウクライナ侵攻;4月1日~4月10日の朝刊見出しまとめ~

2月の終わりから始まったロシア軍のウクライナ侵攻は、4月に入ってもなお、砲声も砲火も途切らせることなく続けられています。ネットやマスコミは、目をそむけたくなるほどのウクライナの惨状を連日伝えています。プーチンは、ウクライナの人たちや全世界から沸き起こる批判の声に、頑なに耳を傾けようとしません。

今回もウクライナ侵攻を詠んだtweet句をまとめた記事です。

 

 

 

以下はウクライナ侵攻について書いた記事です。

 

www.keystoneforest.net

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ロシアのウクライナ侵攻について、自分用のmemoとして、この間の新聞朝刊一面の見出し(ウクライナと国際情勢に関係するもの)をまとめています。
なお、日付と見出しは山猫🐾家で購読している産経新聞に拠っています。

 

2022年4月1日(金)
・露軍2割 首都から後退 米、5億㌦財政支援へ
・サハリン2 首相「撤退せず」

2022年4月2日(土)
・マリウポリに人道回廊 露、チェルノブイリ撤収 停戦交渉が再開
・政府機で避難民移送へ 林外相 ポーランドに出発

2022年4月3日(日
・マリウポリ 人道回廊 機能せず 露軍妨害、退避3000人止まり

2022年4月4日(月)
・ウクライナ「キーウ州全域奪還」 露軍 東部・南部へ攻勢

2022年4月5日(火)

・キーウ近郊 民間人虐殺か 410遺体 「戦争犯罪」欧米が非難
・至る所に遺体 拷問の痕も
・避難民20人 日本へ 外相「可能な限り受け入れ」

2022年4月6日(水)
・ウクライナ 民間人虐殺「拡大」 米、近く追加軍事支援
・避難民20人 日本到着

2022年4月7日(木)
・米、対露新規投資を禁止 追加制裁 EUは石炭禁輸議論
・「露、何十もの街で虐殺」 ゼレンスキー氏 安保理で演説

2022年4月8日(金)
・ウクライナ G7、露の「大虐殺」非難 外相声明 戦争犯罪 責任追及
・米豪 相次ぎ追加制裁 最大銀と取引禁止・渡航制限
・露軍、東部を集中攻撃 米「キーウ周辺完全撤退」

2022年4月9日(土)
・ウクライナ侵攻 露外交官ら8人追放 首相表明 追加制裁 石炭禁輸
・慎重一転 欧米と足並み
・露軍、駅にミサイル ドネツク州 数千人避難、50人死亡SNSに虚偽投稿 複数アカウント
・親露誘導 日本で情報戦 侵攻巡り

2022年4月10日(日)
・ウクライナ侵攻 駅攻撃 クラスター弾か 無差別殺傷 弾道ミサイルに搭載
・日比、中国にらみ防衛協力 初の2プラス2 東・南シナ海「懸念」
・習氏、米への接近牽制 比大統領と電話会談

 

 

 

tweet句は3月21日から3月25日までの句です。

 

兵を撃ち人撃つ木偶や春の風

人形は自らの意思では動きません。ロボットですら自分で考えて動いたりはしません。平気で人間を撃つことができる人間もいないと思いたいです。ただ、自分の手を汚さずに他人にそれをさせる、人間を撃つことを命じられるニンゲンはいるのです。そいつは、自分が人間だということを、もう覚えてはいないのです。

 

冬果てて国境越えて声なく泣いて

歩いて越えられる国境があるから、歩いて越えるのです。
また戻ってこれると思えれば、気軽に越えられます。また会えると思えれば、気軽にさよならが言えます。また見ることができると思えれば、振り返らずに越えられます。
越えていく勇気を持つには信じるしかありません。
ところで、まわりを海に囲まれた日本には、歩いて越えられる国境はないのです。

 

勝ち負けにこだはる小ささ山笑ふ

勝ち負けは、どの時点で決まるのでしょう。
何かの大会があって、決勝戦まで勝ち進められたけれど、最後の最後に負けてしまった。ああ残念、、、という時点で決まるのか。
優勝できなかった悔しさをバネに努力して、その結果次の大会で優勝できた。ああ良かった、、、という時点で決まるのか。
そもそも、何が勝ちで何が負けなのか、それを誰が決めるのでしょう。

春、山は笑い、夏、山は滴り、秋、山は粧い、冬、山は眠ります。

 

火酒ぢやなく葡萄酒とパンで語らうか

火酒はウオツカ。普通に市販されているものでもアルコール度数は40~60%もあります。蒸留を繰り返すことでさらに度数を強めたものもあり、ポーランド原産のスピリタスというウオツカは96%にもなるそうです。字の通り火をつけると燃えます。飲む際は喫煙を含めて火気厳禁とのこと。
葡萄酒とパンは「最後の晩餐」(マタイによる福音書26章26~29節)に出てきます。通常は簡単には燃えません。灯りを落として蝋燭の炎で照らす食卓は、食事を共にする人たちの心を温めてくれるものになることでしょう。

 

ロシアにもウクライナにも春巡る

春はいつやってくるのでしょう。
今日(4月10日)のモスクワの天気は曇時々雨最低気温2℃最高気温7℃の予報。キーフは雨時々曇り最低気温5℃最高気温10℃。神戸は晴最低気温12℃最高気温22℃。
(Yahoo! JAPAN天気より)
今日(4月10日)の神戸は初夏を感じさせるほどの好天、日中は汗ばむほど。心はどんより冬のまま。

 

 

 

 

 

からからに渇いて梢春を待つ

Branches with dry

lost all their leaves

waiting for the spring sunshine.

Hey, Putin?

 

寒く渇いた冬の間、枝は葉を落として成長を止め、体を固くして過ごします。そうやって長い冬をやり過ごせば、暖かい春の陽射しが必ず巡ってくることを知っているからです。その春の陽射しを奪うことは世界中の誰一人として、できません。

 

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よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter

 

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山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。