森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

秋晴れや流るる雲の軽さかな ~俳句tweetより~

今回は10月24日から10月28日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 秋暁の照らす頬だけ温かい すっかり秋めいた風が初めて吹いた朝。天気予報見てなくて、夏のシャツを着て家を出てきてしまいました。涼しくて良い感じ。いえ、でも、ちょ…

わたしは何を見ればいい?

目を信じてはいけない、見ているものが宇宙のすべてだと思ってはいけない、真実だと思ってはいけない。見ているのに見えていないものがある。たぶん、そんなことはみんな知っているはず。でも、すぐにそれを忘れてしまう、勘違いしてしまう、目を信じてしま…

「元気出せ」どんぐり一つ転がり来 ~俳句tweetより~

今回は10月17日から10月21日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 仔猫鳴く空いつぱいの鰯雲 この記事を書いている今気づきました! 「鰯雲」を季語にして詠んだつもりでしたが、、、「仔猫」も季語でした。しかも春の季語です。猫の子…

旅行に行きたい!⑤ ~旅行一日目その4(達谷窟毘沙門堂・瑞泉郷へ)

旅行一日目8月22日。午後4時頃です。前回は中尊寺観光を終えたところまで。今回の記事は旅行一日目その4、達谷窟毘沙門堂・瑞泉郷編です。私的な旅行の記録としてまとめていますので、引用や個人写真が多くて読みづらくなっている点は、どうぞ了承くださ…

それでも生きている。

今回の記事に深い意味はありません。 何かのメッセージでもありません。 山猫のつぶやきです。ただそれだけです。 考えるから生きづらくなる。 生きるということは、多分生きると考えないこと。 朝起きて水を飲んで、食べられる物があればそれを口にする。そ…

吾に似たる人影伸びて秋の夕 ~俳句tweetより~

今回は10月10日から10月14日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 布団着て丸める背中今日休む 布団はバリアです。レーザー光線を跳ね返すバリアもあれば、寒さを防ぐバリアもあります。目覚まし時計の音や、起床を促す家人の声を跳ね返…

歩いても歩いても虫鳴く夜や ~俳句tweetより~

8月22日から9月30日までの6週は、この間に行った東北旅行(岩手方面)から題材をとった句を詠みました。10月からは元の形、その日その日に感じたこと出会ったことを題材にして詠む形に戻りました。戻りましたが、、、いつもと変わらない日常のなか…

青を待つ数十秒の蝉時雨 ~俳句tweetより~

11月になりました。今年もあと2か月足らずです。ですが、今回は8月15日から8月19日までのtweet句です。まだ蝉時雨を詠んでいます。相変わらず季節感がなくてごめんなさい。どうぞよろしくお願いします。 青を待つ数十秒の蝉時雨 信号待ちです。ハイ…