今年は1月9日が成人の日です。新成人は341万人になるそうですが、
2022年年4月1日、成年年齢を18歳に引き下げることを内容とする、民法の一部を改正する法律(平成30年法律第59号。以下「改正法」)が施行され、経過措置により、施行日時点で18歳以上20歳未満の人も同日に成年に達することとされた。そこで2022年中に新たに成人に達した人は、2023年1月1日現在で18歳か19歳か20歳の人となり、その人口は18歳が112万人、19歳が113万人、20歳が117万人で、合わせて341万人となる。(YAHOOニュースより)
という事情があるのだそうです。
実は、わが家の次男Kは2003年1月生まれなので今月で20歳になります。今回の新成人の一人ということになりますが、去年の誕生日で19歳になったときは未成年だったのに、去年4月1日に誕生日でもないのに突然成人になったのです。
それ以来、成人式では、18歳19歳20歳を一緒にして行う? それって人数も多いし、学年が違う人と一緒にお祝いするのは何か変。
と、もやもや思っていましたが、神戸市では今年の成人式を「はたちを祝う会」という名称に変えて行いました(他にも同じような形で行う自治体が多いようです)。ですので、成人式(はたちを祝う会)の対象になるのは、2002年度生まれの人だけに限られます。ということで、次男Kも今日その会に参加してきました。テレビでよく報道されるようなバカ騒ぎ(ごめんなさい、、、)は全然見られず、落ち着いた会だったようです。
一つ思うのは、来年以降も法律上の「成人」と、儀式としての「はたち」を分けて考える方式が続くのかな、ということです。成人って一体何なのか、成人の日の意味がよく分からなくなる日は決して遠くはない気がしています。
今回は12月5日から12月9日までのtweet句です。
どうぞよろしくお願いします。
木枯しを追いかけてゆく葉や夢や
確かに、木枯しは木の葉を散らします。けれど、木枯らしは木の葉を散らすために吹いてるんじゃないのです。木の葉を散らしたあともずっと吹いていくのです。どこまで吹くていくのかは気圧配置次第です。散った木の葉は、今度は、木枯しを追いかけていくのです。陰圧の働きです。夢はいつもみんなから追いかけられるものなのです。追われると逃げます。追いかけられれば追いかけられるほど逃げていきます。そのうち、多くの人は息が切れて追いかけるのをやめてしまいます。諦めた途端に、夢は逃げるのをやめて立ち止まり、すぐその先でこちらを挑発するように、気づいてもらえるのを待つのです。
木枯しを追いかけてゆく葉や夢や
— 山猫🐾 (@keystoneforest) 2022年12月4日
山人
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落つる葉をただ眺めゐる烏かな
烏たちの視線は、いつも遠くの空に向けられています。地上のことなんて少しも気にしていません。気が向けば、高く舞い上がって空と遊びます。気が向かない日は、ただ眺めています。風が吹いて木と木の葉が揺れるのを、揺れた枝から木の葉が離れる瞬間を、落ちていきながら木の葉が右へひらり左へひらりと踊るのを。
落つる葉をただ眺めゐる烏かな
— 山猫🐾 (@keystoneforest) 2022年12月5日
山人
#俳句 #haiku #落つる葉 pic.twitter.com/JedfsNuLkQ
子ら駆けて落つる葉キャッチ歓声沸く
登校の時間帯です。何人かの子供たちが一緒に学校に向かっています。一人が先に走っていって、木を揺らし始めます。木が揺らされて、木の葉が落ちていきます。「よーいどん!」の合図で、二人がダッシュ。一人が見事空中で木の葉をキャッチしました。
子ら駆けて落つる葉キャッチ歓声沸く
— 山猫🐾 (@keystoneforest) 2022年12月6日
山人
#俳句 #haiku #落つる葉 pic.twitter.com/kz4bz6eaSc
朝月夜コンビニレジで大あくび
コンビニの店員さん眠そうです。夜勤明けでしょうか。大丈夫、もう少しで仕事は終わります。わたしは少し早めに出勤して、仕事の準備を間に合わせようとしています。早起きしたのでちょっと眠いです。レジをはさんで二人同じタイミングで大あくび。さあ、今日も元気に頑張りましょう!
朝月夜コンビニレジで大あくび
— 山猫🐾 (@keystoneforest) 2022年12月7日
山人
#俳句 #haiku #朝月夜 pic.twitter.com/LPmqgCS0aT
風凍つるエッセンシャルワーカーの頬赤し
コロナ禍が社会の仕組みを変えて新たに生み出したもの、見えなかった存在を明らかにしてくれたもの、いくつもありますが、そのうちの一つがエッセンシャルワーカーという存在でしょうか。直訳すると「必要不可欠な労働者」です。エッセンシャルワーカーの存在が明らかになった裏側には「必要不可欠ではない労働者」の存在がある、ということにもなるのでしょうか。コロナ禍以前には、それが見えなかったわけではありません。たぶん見ようとしなかっただけだと思うのです。
風凍つるエッセンシャルワーカーの頬赤し
— 山猫🐾 (@keystoneforest) 2022年12月8日
山人
#俳句 #haiku #風凍つる pic.twitter.com/QoMkHmhv3d
もし、お心に留まった句がおありでしたら、コメントいただければ幸いです。感想をいただくことで、たくさんの気付きを得ることができます。
また、いただいたコメントをブログ中で紹介させていただくことがあります。どうぞご了承くださいますようお願いします。
① 木枯しを追いかけてゆく葉や夢や
② 落つる葉をただ眺めゐる烏かな
③ 子ら駆けて落つる葉キャッチ歓声沸く
④ 朝月夜コンビニレジで大あくび
⑤ 風凍つるエッセンシャルワーカーの頬赤し
以下、大変手前みそで恐縮ですが、、、前回の記事
にいただいたコメントから、良かったよと言っていただいたコメントと句を紹介させていただきます。
⓪ 年新たすべて新たに世界中
明けましておめでとうございます。「年新たすべて新たに世界中」が気に入りました。前向きな感じが好きです。今年もよろしくお願いします。
こんにちは、山猫さん。わたしは 年新たすべて新たに世界中 がいちばんすきです。きもちの良い句ですね(#^.^#)。
こんにちは、山猫さま。>「⓪ 年新たすべて新たに世界中」私はこれが素敵だと。戦争も止んで、政治の問題も一新され、新しい素敵な事に突入する、そんな年であって欲しいです。今日もありがとうございます。
tayorako「年新たすべて新たに世界中」句と写真からパワーを感じます。海が見える日常、海なし県のわたしには、心からうらやましいです。今年もよろしくお願いします。
byronko明けましておめでとうございます!初日の出の写真、綺麗ですね。新年を新たな気持ちで始めたいので、①が1番良いなと思いました。※いつもの記事では一番上の句を①にするのですが、前回の記事では⓪を一番上に置きました。文脈的に⓪のことを言っておられるのかな、と判断させていただきました。
ところで、
① 葉を散らせ寒さうな月曜の朝
この句の説明で「月曜日でも火曜日でも水曜日でも葉は散っていくのに、月曜の朝だけは違います。特別寒そうに見えるのです。理由は秘密です。」と書きましたが、
Lunakko①月曜の朝は、寒さが身に染みます。休み明けだからでしょうか。木の葉が散っているのも目につきますね。
と、コメントいただきました。ありがとうございます。わたしもそう感じました。
このはずく(id:mkonohazuku)さん、すふれ(id:sufuretan)さん、happy-ok3(id:happy-ok3)さん、たよらこ (id:tayorako)さん、byronko(id:byronko)さん、ルーナっこ(id:Lunakko)さん、そしてこのほかにもコメントをくださったみなさま、ありがとうございました。