森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

言葉

孤独は山になく、街にある。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート22

孤獨は山になく、街にある。 三木清の言葉です。 その言葉の後は、こう続きます。 一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にあるのである。孤獨は「間」にあるものとして空間の如きものである。 (三木清『人生論ノート』より) ブログ巡りの面白さが…

死者は生者の記憶のなかにしか生きられない **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート21

死者は生者の記憶のなかにしか生きられない 歌人永田和宏の言葉です。 生きている者、生き残った者は、生きている限り死者のことを思い返します。 近い肉親であったり、愛した人であったりすればなおさらに。 その人の好きだった食べ物や花、飲み物や音楽、…

空知らぬ雪 あるいは、空に知られぬ雪

空知らぬ雪 あるいは、空に知られぬ雪 という言葉があります。 空のあずかり知らぬところで降る雪、のようなもの。 つまり、舞い散る桜の花のことです。 桜吹雪という言葉があるくらいです。 雪と桜の散りゆく様子は本当によく似ています。 空知らぬ雨 ある…

傷口にはいつかカサブタができます。

去年の夏ごろ酔っ払って転んだときにつけた傷がまだ治りきりません。 歳をとると傷が治るのが遅くなります。 新陳代謝が若いころほど良くないし、免疫力が衰えているからでしょう。 ですが、歳をとっても時間が経てば傷は治ります。 なので、若いころならな…

「自分とはどんな人間なのか」近いほどよく見えるのに、近過ぎるとかえって見えない。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート19

早いもので、もう1月最後の週末です。 いまさらながら、ですが、今年の抱負を考えています。 抱負というか、これから先の自分について、考えています。 近いほどよく見えるのに、近過ぎるとかえって見えない。 あ、老眼の話ではありません。 その見えないも…

一期一会の出会いが人を豊かにしてくれるのかもしれません。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート18

冬場のこの時期、喘息の症状に悩まされます。 寒暖差が引き金になるようです。 始終喉に何かが絡んで不快です。 むせるような咳が出て止まらなくなることがあります。 吸入の薬が切れたので、昨日の土曜に病院に行ってきました。 風邪が流行っています。 待…

実は自分が変わった人だった。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート17

実は自分が変わった人だった。 自分とは全然違う食べ方をしている人、使い方をしている人、考え方をしている人に気づいて、最初はその人を変わった人だと思い、冷静に周囲を見渡してみると、実は自分が変わった人だったと気づかされることがあったりしますね…

じゃんけん必勝法と冬の語源。冬来りなば春遠からじ。

去年までは「お正月は家族でゲームをして遊ぶ日だ」というルールのようなものがわが家にはあって、子供たちが納得するまで何度もボードゲームなどをして遊んだものでした。 でも、昨日の元旦の朝は、お節を食べた後、子供たち2人はそれぞれの自分の部屋に戻…

生きる理由。川と山とそれらに注ぐ温かい陽射しと、大根と。

あけましておめでとうございます。 こちら神戸は穏やかな一年の始まりの日を迎えています。 今年もよろしくお願いいたします。 昨夜は紅白を観て、除夜の鐘を聞いて、寝ました。 元旦の朝はのんびり朝寝、と思っていたのに、7時半過ぎに物音がして目が覚め…

じと目ってどんな目? 良心がないから嘘をつく、果たしてわたしは良心を持っているのか。

じと目ってどんな目? 夕食中、次男Kに訊くと、 目を細くして、まぶたが線で、上目遣いみたいになってるやつ、、、 と言いかけ、茶碗を置いて椅子から立ち上がり、紙とペンを取って戻ってきた。 さらさらっとKが描いてくれたのが、どんぶり鉢を真横から見…

休日、ブログ巡りをして、あっという間に日曜の夕方を迎える。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート16

日曜の夕方 休日、時間があればブログ巡りをして、頭に浮かんだことをブックマークに書いていきます。 そして、書いたことを今度はツイートします。 ツイートにコメントが付くと返信を書きます。 そしてまた、次のブログを巡ります。 そうやって時間が過ぎて…

がんばらないことをがんばる **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート15

自然体 twitterを今年1月に始めました。 使い方がようやく分かってきて、庭の草木や道に勝手に生えてる野草やその上空を流れる雲なんかを写真に撮って一言添えてアップするようになりました。 ブログの記事を書くよりはるかに手軽です。 有名料理店の人気メ…

ちっちゃいこっちゃ。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート14

山猫は、ブログを毎日更新する根性はありませんが、Twitterやらはてなブックマークやらにごそごそ書くのは好きで、日課のように続けています。 ブックマーク100字、ツイート140字というサイズが自分にあっているんだと思います。 そこで書いた言葉を拾…

猫次郎と亀太郎。猫は平和を感じる。

次男Kの話です。 彼も大の猫好きです。あ、私も。 いろいろ事情があって本物の猫が飼えないので、セブンイレブンのくじ引きで当てたピカチュウのぬいぐるみで代用しています。あ、違った。ピカチュウは猫じゃなかったですね。 どうして猫が好き?と訊くと、…

もしもお金が存在しなかったら やりたいことは何ですか?  ~Alan Wattsの言葉より~

twitterのリンクをたどっていった先にこんな映像を見つけました。 哲学者アラン・ワッツの言葉をマルチクリエイター山下歩さんがツイートされた映像です。 いま人類が聞くべきスピーチ pic.twitter.com/CvqWotra3E — 山下歩 (@ayumu822) July 17, 2017 t.co …

線状降水帯と特殊詐欺とカマキリと。

各地に酷い雨が降った一週間でした。 「ゲリラ豪雨」という言葉が流行語大賞ベスト10に入ったのが2008年だそうです。2013年には気象庁が「警報」のさらに一段階上に「(大雨)特別警報」という区分を設けてその運用を始めました。今回の豪雨では「…

子供のように描く

“この子たちの年齢の頃、私はラファエロのように絵を描くことができた。しかし、子供のように絵を描けるようになるまでは一生かかった。” パブロ・ピカソが子供たちの描いた絵を見て言った言葉だ。 ピカソ83歳のときの作品『顔 No.197』 「子供のように描…

山猫ノート13

「野音」32ページ目からはところどころに書いた日の日付が残っている。 83年12月14日 ・人はたったの一、二分で人生をやり直せる。宮本輝 ・「馬鹿ね。あなたは私にただの通りすがりの人ですか、それとも私の人生にはいって来る方ですかって、聞いてみ…

山猫ノート12

「野音」31ページ。 ・人生を幸福にする為には日常の瑣事を愛さなければならぬ。 芥川龍之介 ・子供というのは、どうして夜はあんなに眠かったのだろう。「寝る子は育つ」というから、育つためによく眠っていたのかも知れない。 向田邦子 ・待ってなくてい…

山猫ノート11 自分自身の図書館を作りたい

*注「野音」28ページ。 日付が書かれている。1983年11月25日。 ・私は人を羞しめ傷つけることは好きではない。人を羞しめ傷つけるに堪えうるだけの自分の拠りどころを持たないのだ。吐くツバは必ず自分へ戻ってくる。私は根底的に弱気で謙虚であっ…

山猫ノート10 川端康成、村上春樹

「野音」27ページ目。このページの前後だけ使った筆記用具が明らかに違う。 「野音」の大半は黒のボールペンで書いているが、このページの前後だけ文字が少し太い。細字のサインペンを使っているはずだ。 使う筆記用具の書き味が良ければ、すらすらと文章…

山猫ノート 9 向田邦子

「野音」26ページ目、死にまつわる言葉を3つ書いている。 ・死に出あうと大人になる。 刑事コロンボ ・もし地球が金でできていたら、人々はひと握りの土のために命を落としただろう。 宝島 ・自分にとっての最大のお祭りであるのに本人が参加していない、…

山猫ノート 8

「野音」22〜25ページ 最初にレナード・ウイバーリーの言葉から、 ・ペンは剣より強いけれども、剣はいついかなる時でも烈しく力強く口をきく。 レナード・ウイバーリーの名前をノートに見つけて思い出した。 「小鼠シリーズ」だ。 そのシリーズのどれか…

山猫ノート 7

運動会、体育会シーズン真っ最中のこの時期、やたらと雨が多い。 この行事ばかりは中止するわけに行かず、日程を変更したり、プログラムを短縮して半日で終わらせたり、といろいろ大変だ。 4年後の東京の天候を今から心配している。 ・わたしが人生を知った…

山猫ノート 6

1983年当時のヒットチャートから Men At Work/Down Under Eurythmics/Sweet Dreams Culture Club/Do You Really Want To Hurt Me Dexy's Midnight Runners/Come on Eileen David Bowie/Let's Dance TOTO/Africa Pretenders/Back On The Chain Gang Styx/…

山猫ノート 5

アリに食べられた焼き肉レタスのその後である。 芽出しした苗(?)はまだたくさん残っていた。それをもう少し育ててから植え替えることにした。 スーパーで売っている卵10個が収納できるプラスティックのパックに土を詰め、それに苗を植え替えて育てた。 …

山猫ノート 4

焼き肉レタス(チシャ、サンチュともいう)を庭の畑に植えた。 この夏、隣家から三度豆の種(三度豆)をもらって蒔いたらそれほど世話をしなくてもすくすく育ち、けっこうな量が採れた。それで味をしめた山猫は今度は焼き肉レタスを種から育てることにした。…

山猫ノート 3

動物園に行ってきた。 平日の園内は思ったより混んでいた。 子供たち。引率の先生。子供を連れたママ。障害者のグループ。高校生くらいの年代のグループもいた。笑顔があふれていた。 象舎の前に子供たちが集まっていた。象が鼻を持ち上げると、子供たちが歓…

山猫ノート 2

『野音』を読み返してみると、「'83 4 4」と最初のページの右肩に書いてある。 そうか、だから始めたのか。思い出した。 83年4月、山猫は肩書を失った。当時はフリーターなどという言葉はまだなかった。が、その月のはじめから、まさにそのフリーターとし…

山猫ノート 1

台風がまた週末の日本列島を襲うようだ。豪雨の頭にゲリラが付き、台風にはスーパーが付き、気候は確実に変わってきている。 山猫は昔、ガリ版でプリントを印刷したことがある。青焼きのコピーで仲間内の会報を作ったこともある。やがて、白く焼ける普通のコ…