森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

言葉

山猫ノート 8

「野音」22〜25ページ 最初にレナード・ウイバーリーの言葉から、 ・ペンは剣より強いけれども、剣はいついかなる時でも烈しく力強く口をきく。 レナード・ウイバーリーの名前をノートに見つけて思い出した。 「小鼠シリーズ」だ。 そのシリーズのどれか…

山猫ノート 7

運動会、体育会シーズン真っ最中のこの時期、やたらと雨が多い。 この行事ばかりは中止するわけに行かず、日程を変更したり、プログラムを短縮して半日で終わらせたり、といろいろ大変だ。 4年後の東京の天候を今から心配している。 ・わたしが人生を知った…

山猫ノート 6

1983年当時のヒットチャートから Men At Work/Down Under Eurythmics/Sweet Dreams Culture Club/Do You Really Want To Hurt Me Dexy's Midnight Runners/Come on Eileen David Bowie/Let's Dance TOTO/Africa Pretenders/Back On The Chain Gang Styx/…

山猫ノート 5

アリに食べられた焼き肉レタスのその後である。 芽出しした苗(?)はまだたくさん残っていた。それをもう少し育ててから植え替えることにした。 スーパーで売っている卵10個が収納できるプラスティックのパックに土を詰め、それに苗を植え替えて育てた。 …

山猫ノート 4

焼き肉レタス(チシャ、サンチュともいう)を庭の畑に植えた。 この夏、隣家から三度豆の種(三度豆)をもらって蒔いたらそれほど世話をしなくてもすくすく育ち、けっこうな量が採れた。それで味をしめた山猫は今度は焼き肉レタスを種から育てることにした。…

山猫ノート 3

動物園に行ってきた。 平日の園内は思ったより混んでいた。 子供たち。引率の先生。子供を連れたママ。障害者のグループ。高校生くらいの年代のグループもいた。笑顔があふれていた。 象舎の前に子供たちが集まっていた。象が鼻を持ち上げると、子供たちが歓…

山猫ノート 2

『野音』を読み返してみると、「'83 4 4」と最初のページの右肩に書いてある。 そうか、だから始めたのか。思い出した。 83年4月、山猫は肩書を失った。当時はフリーターなどという言葉はまだなかった。が、その月のはじめから、まさにそのフリーターとし…

山猫ノート 1

台風がまた週末の日本列島を襲うようだ。豪雨の頭にゲリラが付き、台風にはスーパーが付き、気候は確実に変わってきている。 山猫は昔、ガリ版でプリントを印刷したことがある。青焼きのコピーで仲間内の会報を作ったこともある。やがて、白く焼ける普通のコ…