去年までは「お正月は家族でゲームをして遊ぶ日だ」というルールのようなものがわが家にはあって、子供たちが納得するまで何度もボードゲームなどをして遊んだものでした。
でも、昨日の元旦の朝は、お節を食べた後、子供たち2人はそれぞれの自分の部屋に戻っていって家族4人でゲームをして遊ぶことはありませんでした。
それってなんとなく寂しいなぁ。。。
みたいな話を昨日の記事に書きました。
試しに今朝、朝食の後次男Kをゲームに誘ってみました。
あ、すでに長男Mは食べ終わって早々に自室に戻っていました。
なので、食卓に残っていたのは、わたしとKと、奥さんだけです。
意外にもKは誘いに乗ってきました。
乗ってきただけでなく、わたしの誘いにキラキラと目を輝かせたように見えました。
案外遊びたくて待っていたのかもしれない、とわたしは思いました。
カタン(カタンの開拓者たち)がいいかなぁ。
と、わたしが訊くと、
あれは3人で遊ぶと、領土が簡単に広げられるから面白くない。
と、冷静な判断の下、却下されました。
じゃあ、トランプにしよう。
ということで父子の相談はまとまりました。
そこで、奥さんを誘おうとすると、気配を察したのか、先に奥さんは席を立ちました。
あ、忙しいからダメよ。
そうだった、確かに今日は忙しかった。。。
今日はこの後、奥さんの実家に出かける予定があったのです。
お出かけから帰ってきてからにしようよ。
と、奥さんが提案してくれましたが、Kは今なら一緒に遊んでもよかったらしく、交渉は不成立。
結局「新春恒例家族ゲーム大会!」は中止になってしまいました。
じゃあ、じゃんけんでもしよか?
Kが誘ってきました。
そのときのわたしの顔が、よほど残念がっているように見えたのでしょう。
じゃんけんの必勝法教えてあげる。
と、Kは言います。
が、何も教えてくれないままじゃんけんが始まりました。
最初はグー、じゃんけんほい。
で、わたしはパーを、Kがグーを出し、あっけなくわたしの勝ち!
後出しや後出し。
と、Kはクレームをつけました。
じゃあもう一回、ということで、再度、最初はグー、じゃんけんほい。
で、わたしはグーを、Kはチョキを出し、またしてもわたしの勝ち。
あー、それも後出しやー。
と、またしてもKはクレームをつけ、結局はKが勝つまでじゃんけんを繰り返しました。
ドヤ? これが必勝法や!
と、Kは得意げな表情です。
あかんあかん、そんなん必勝法ちゃう。
と、わたしが真顔で言い返すと、、、ああ、大人気ない、、、
Kはさらに得意げは表情をして言い切りました。
誰もお父さんが勝つとは言ってない。誰かが勝つ、という必勝法や!
はいはい、分かりました分かりました。負けました、お父さんの負けです、、、
とんだ必勝法でした。
ちなみに、じゃんけんに勝つ(勝ちやすい)方法としてこんな説を聞いたことがあります。
統計上、最初に多く出しやすいのは「グー」「パー」「チョキ」の順らしいです。
なので、これを信じるとすれば、「パー」を最初に出せすと勝つ確率が上がるかも、ということになります。
日本じゃんけん協会のホームページをみると、「勝利の法則10カ条」というのがまとめられています。
もし、真剣にじゃんけん必勝法についてお悩みなら、こちらを参照ください。
でな、冬っていう言葉の由来知ってる?
と、Kは急に話題を変えました。
あまりにも脈略がない展開ですが、Kはわが家の雑学王です。
中3のくせに(あ、ごめん)、親のわたしたちが知らないことをいろいろ知っています。
冬の前に秋があるやろ。
Kの解説が始まりました。
秋にたくさん虫とか生き物が死んでな、冬の間に次に生まれてくる生き物をふやしていくからやねんで。ふえるは「増える」じゃなくて「殖える」の方やで。
と、言いながら紙の上に「殖ゆ」と書きました。
いぶかりながら手元にあったスマホで調べようとするとKがダメだしをしました。
最近はすぐに何でもネットで調べるやろ? 頭使わんと、そんなことばかりしてるとアホになるで。
もっともです、、、
指摘され言い返す言葉もないわたしですが、それでも、調べてみないことにはKの言ったことが本当かどうか分からない。
で、Kに隠れるようにこそこそググってみると、、、いくつか説がありました。
ですが、そのうちの一つに確かに「殖ゆ」説も紹介されていました。
「冬」の間にすべてのものが春に向けて殖えていき、やがて草木の種や花の蕾も膨らんでいく。
膨らんで張れている姿から「張る(春)」という言葉が生まれた、ということらしいです。
冬来りなば、春遠からじ。
※ 冬(増ゆ)来たりなば春(張る)遠からじ? | 埼玉県の神社 にある記述を参考にさせていただきました。
今日も、お正月早々良い話を聞きました。
負うた子に教えられ。
Kの雑学に参りました(^^;