森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

じゃんけん必勝法と冬の語源。冬来りなば春遠からじ。

 
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去年までは「お正月は家族でゲームをして遊ぶ日だ」というルールのようなものがわが家にはあって、子供たちが納得するまで何度もボードゲームなどをして遊んだものでした。

でも、昨日の元旦の朝は、お節を食べた後、子供たち2人はそれぞれの自分の部屋に戻っていって家族4人でゲームをして遊ぶことはありませんでした。

それってなんとなく寂しいなぁ。。。

みたいな話を昨日の記事に書きました。

 

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試しに今朝、朝食の後次男Kをゲームに誘ってみました。

あ、すでに長男Mは食べ終わって早々に自室に戻っていました。

なので、食卓に残っていたのは、わたしとKと、奥さんだけです。

意外にもKは誘いに乗ってきました。

乗ってきただけでなく、わたしの誘いにキラキラと目を輝かせたように見えました。

案外遊びたくて待っていたのかもしれない、とわたしは思いました。

カタン(カタンの開拓者たち)がいいかなぁ。

と、わたしが訊くと、

あれは3人で遊ぶと、領土が簡単に広げられるから面白くない。

と、冷静な判断の下、却下されました。

じゃあ、トランプにしよう。

ということで父子の相談はまとまりました。

そこで、奥さんを誘おうとすると、気配を察したのか、先に奥さんは席を立ちました。

あ、忙しいからダメよ。

そうだった、確かに今日は忙しかった。。。

今日はこの後、奥さんの実家に出かける予定があったのです。

お出かけから帰ってきてからにしようよ。

と、奥さんが提案してくれましたが、Kは今なら一緒に遊んでもよかったらしく、交渉は不成立。

結局「新春恒例家族ゲーム大会!」は中止になってしまいました。

 

じゃあ、じゃんけんでもしよか?

Kが誘ってきました。

そのときのわたしの顔が、よほど残念がっているように見えたのでしょう。

じゃんけんの必勝法教えてあげる。

と、Kは言います。

が、何も教えてくれないままじゃんけんが始まりました。

最初はグー、じゃんけんほい。

で、わたしはパーを、Kがグーを出し、あっけなくわたしの勝ち!

後出しや後出し。

と、Kはクレームをつけました。

じゃあもう一回、ということで、再度、最初はグー、じゃんけんほい。

で、わたしはグーを、Kはチョキを出し、またしてもわたしの勝ち。

あー、それも後出しやー。

と、またしてもKはクレームをつけ、結局はKが勝つまでじゃんけんを繰り返しました。

ドヤ? これが必勝法や!

と、Kは得意げな表情です。

あかんあかん、そんなん必勝法ちゃう。

と、わたしが真顔で言い返すと、、、ああ、大人気ない、、、

Kはさらに得意げは表情をして言い切りました。

誰もお父さんが勝つとは言ってない。誰かが勝つ、という必勝法や!

はいはい、分かりました分かりました。負けました、お父さんの負けです、、、

とんだ必勝法でした。

 

ちなみに、じゃんけんに勝つ(勝ちやすい)方法としてこんな説を聞いたことがあります。

統計上、最初に多く出しやすいのは「グー」「パー」「チョキ」の順らしいです。

なので、これを信じるとすれば、「パー」を最初に出せすと勝つ確率が上がるかも、ということになります。

日本じゃんけん協会のホームページをみると、「勝利の法則10カ条」というのがまとめられています。

もし、真剣にじゃんけん必勝法についてお悩みなら、こちらを参照ください。

 

 

でな、冬っていう言葉の由来知ってる?

と、Kは急に話題を変えました。

あまりにも脈略がない展開ですが、Kはわが家の雑学王です。

中3のくせに(あ、ごめん)、親のわたしたちが知らないことをいろいろ知っています。

冬の前に秋があるやろ。

Kの解説が始まりました。

秋にたくさん虫とか生き物が死んでな、冬の間に次に生まれてくる生き物をふやしていくからやねんで。ふえるは「増える」じゃなくて「殖える」の方やで。

と、言いながら紙の上に「殖ゆ」と書きました。

いぶかりながら手元にあったスマホで調べようとするとKがダメだしをしました。

最近はすぐに何でもネットで調べるやろ? 頭使わんと、そんなことばかりしてるとアホになるで。

もっともです、、、

指摘され言い返す言葉もないわたしですが、それでも、調べてみないことにはKの言ったことが本当かどうか分からない。

で、Kに隠れるようにこそこそググってみると、、、いくつか説がありました。

ですが、そのうちの一つに確かに「殖ゆ」説も紹介されていました。

 

「冬」の間にすべてのものが春に向けて殖えていき、やがて草木の種や花の蕾も膨らんでいく。

膨らんで張れている姿から「張る(春)」という言葉が生まれた、ということらしいです。

 

冬来りなば、春遠からじ。

 

※ 冬(増ゆ)来たりなば春(張る)遠からじ? | 埼玉県の神社 にある記述を参考にさせていただきました。

 

 

今日も、お正月早々良い話を聞きました。

 

 

負うた子に教えられ。

Kの雑学に参りました(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
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