森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

震災通信(阪神淡路大震災体験記) ***34日目(2月19日)***

 
 
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 26年前、わたしは神戸市兵庫区で震度7の揺れを経験しました。その記憶を日記とパソコン通信のログとで振り返っています。あの日から34日目です。ようやく家の前まで水道が復旧しました。

 


2月19日(日)
 朝、入口の路地に水道工事の人が3人来ていた。道路に出てみると秋田市水道局の車が止まっていた。
 帰宅すると、隣のアパートに住むおじさんが事情を説明してくれた。
 家の前までは水道を復旧したが、家の中のどこかで漏水しているようなので給水はできない、とのこと。これから先は水道屋さんに連絡して個人的に修理して欲しいとのことだった。とりあえず、路地の入り口に共同で使う臨時の蛇口が取り付けられた。これでもう水で心配する必要はなさそう。
 昼頃、区役所にM田氏(※職場の同僚)より電話があった。ちょっとのどが痛く風邪気味なので、来週の日曜日に新神戸で待ち合わせることになった。地下鉄は16日から復旧している。
 夕方6時20分頃、D本先生がドアをノックした。西神戸有料道路は日曜日ということもあってか、割合空いていた
(※この日はD本先生のバイクに乗せてもらいました)。20分ほどで西神南にあるN村先生邸に着く。さっそくお風呂に入らせてもらい、おでんを肴にお酒を頂く(※D本先生はお酒を飲まない方です)。お互いの近況報告をする。途中から、N村先生の奥さんも加わり11時過ぎまで話をする。N村先生の子供さん(※姉と弟)はひたすらおとなしくほとんどしゃべらない。
 数年前に亡くなったD本先生のお父さんの話題が出てお開きとなる。
 0時過ぎ帰宅。

 因幡さんからメール。

 

 #濁酒 G*D00*60 95/02/19 10:46
題名:お久し振りです。
 神戸行きで体調を崩したり
 仕事が動きだしたりして、ばたばたしていました(^^;)。
 神戸の惨状を自分の目で見て、
 あらためてその凄さを痛感しました。
 東灘区に行ってました。
 県庁近くから自転車で通いましたので、
 結構きつかったです。
 でもほんの一時的に行く者と、被災者とは大違い。
 どうか体に気を付けて、無理しないで下さい。
 震災後1ヶ月経ち、
 今回の地震がいかに凄かったかが解って来ました、
 だれを責めてもしかたがない、
 大自然にはかなわないって気がします。
 あれが夏の昼間だったらと思うと、ぞっとしますね。

  

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給水タンク車での応急給水

(神戸市水道局発行「阪神・淡路大震災水道復旧の記録」より)

※写真は大阪市水道局の様子ですが、全国各地の自治体から応援していただきました。

 

 ※下のリンクは震災当日の記録です。 

www.keystoneforest.net

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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イラスト/バリピル宇宙さん (id:uchu5213)