森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

震災通信(阪神淡路大震災体験記) ***31日目(2月16日)***

 
 
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 26年前、わたしは神戸市兵庫区で震度7の揺れを経験しました。その記憶を日記とパソコン通信のログとで振り返っています。あの日から31日目です。神戸市営地下鉄が全線運転を再開しました。

 


2月16日(木)
 N村先生
(※前任校の同僚、先輩、西区在住)に近況報告を兼ねて電話する。日曜日にお邪魔する約束をする。地下鉄が復旧した。

 

※「あの朝はまだ寝てた。ドッシャーンと大きな音がしてガタガタガタって揺れたから、てっきり玄関にトラックか何かが飛び込んできたんや、そう思って飛び起きた」
 N村先生はあの地震の朝の揺れをこんなふうに話されていました。N村先生のご自宅は地下鉄沿線(地下鉄と言っても、神戸市営地下鉄が地下を走っているのは神戸の都心部だけで、郊外では地上を走っています)に当時開発されたばかりの西神南(せいしんみなみ)ニュータウンにありました。このニュータウンの街びらきは1993年3月です。ですので、N村先生のご自宅にはまだ新築の匂いが残っていました。西区に引っ越される前は東灘区にお住まいでした。あの阪神高速道路の高架が倒壊した近くです。
 西区は都心に比べると比較的揺れが小さくて被害の程度もそれほどひどくはありませんでした。分譲前の住宅用地が多くあったことから、被災して家を失われた方々向けの仮設住宅がその後たくさん建てられました。神戸市内の仮設住宅29,178戸の約3割にあたる8,941戸が西区に集中していました。

 

住宅都市局調査結果による住宅の被害

1.震災時での全市住宅戸数 524,733戸
2.震災による滅失戸数 79,283戸(全市の15.1%)
3.震災時での被災6区住宅戸数 313,085戸
4.震災による被災6区滅失戸数 74,234戸(6区の23.7%)
5.木造住宅の被害が高い 被災6区内での木造滅失構成比87%
6.完成年次の古い住宅ほど滅失率が高い
 6区内滅失割合 ~1945 58%

       1946~1965 49%

       1966~1975 23%

          1976~ 6%

応急仮設住宅等の建設

1.建設戸数 32,346戸(市内29,178戸、市外3,168戸)
2.平成7年1月20日(仮設菊水住宅104戸)着工から8月11日(仮設学園東町第5住宅118戸)完成まで204日間で全戸建設

(神戸市役所ホームページより)

 

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仮設住宅の分布(神戸市) 計:29,178戸

兵庫県こころのケアセンター(阪神・淡路大震災でつくられた仮設住宅について | 阪神・淡路大震災とこころのケア | 兵庫県こころのケアセンター Hyogo Institute for Traumatic Stress)より

 

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仮設住宅樫野台周辺(1995年7月24日)

写真提供;神戸市(阪神・淡路大震災「1.17の記録」)

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西神南 仮設住宅(1996年12月20日)

写真提供;神戸市(阪神・淡路大震災「1.17の記録」)

 

 ※下のリンクは震災当日の記録です。 

www.keystoneforest.net

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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イラスト/バリピル宇宙さん (id:uchu5213)