森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

露軍兵ウクライナの春奪へども夏は奪へず向日葵は咲く ~ロシアのウクライナ侵攻;4月18日~5月8日の朝刊見出しまとめ~

ロシアのウクライナ侵攻が始まって、6月3日で100日が過ぎたとのこと。3カ月以上経ったことになります。不思議な偶然ですが、6月3日は阪神淡路大震災からは一万日目にもなるそうです。ところで、ウクライナ侵攻は一部で言われるように、新しい形の世…

鳩たちの夜 (創作短編小説)

創作小説です。かなり前に書いた作品です。実は、あと何作か以前に書いたものがあります。ほとんどが十数年前に書いたものです。当時参加していた小説同人誌に掲載するために書いたものです。読み返して手直しをして、これからぼちぼちアップしていこうと思…

安保理をマリウポリで開け春だもの ~ロシアのウクライナ侵攻;4月11日~4月17日の朝刊見出しまとめ~

土曜日の朝は、離れて暮らす母親のところへ食べ物や飲み物の差し入れを持っていきます。車で片道30分ほどの場所です。移動の間、車中でNHKラジオを聴くのを習慣にしています。いつも聴いているのが『高橋源一郎の飛ぶ教室』という番組。放送自体は金曜の夜で…

からからに渇いて梢春を待つ ~ロシアのウクライナ侵攻;4月1日~4月10日の朝刊見出しまとめ~

2月の終わりから始まったロシア軍のウクライナ侵攻は、4月に入ってもなお、砲声も砲火も途切らせることなく続けられています。ネットやマスコミは、目をそむけたくなるほどのウクライナの惨状を連日伝えています。プーチンは、ウクライナの人たちや全世界…

菜の花の花の数だけ温かい ~ロシアのウクライナ侵攻;3月12日~3月31日の朝刊見出しまとめ~

2月の終わりからロシアのウクライナ侵略のことを俳句にしています。というか、五七五の短詩にしています。俳句、、、難しいです 今回から、ネットの翻訳機能を使って英訳することを始めてみました。英語俳句ではありません。英語俳句には、また別のルールが…

春の月枝ひとつづつ照らしをり ~俳句tweetより~

俳句の投稿を何回かしました。結果は全然です。けれど、もう少しだけ続けてみます、、、 今回は2月7日から2月11日までのtweet句です。どうぞよろしくお願いします。 空つ風引き裂き膝小僧走る 空っ風が吹き抜ける公園を膝小僧が走っていきます。膝小僧…

核を手に冬帝気取る裸の王 ~ロシアのウクライナ侵攻;3月5日~3月11日の朝刊見出しまとめ~

2月の終わりからロシアのウクライナ侵略のことを俳句にしています。といっても、俳句といっていいかどうかというレベルの句ですがその出来不出来は別として、戦争を俳句に詠む是非について考えています。報道で接する戦争はあくまでも実体験ではありません…

鬼を追ひそれでお前は気が済むか ~俳句tweetより~

今回は1月28日から2月4日までのtweet句です。この週から平日(月~金)だけ俳句をtweetすることにしました。今回の俳句記事は、帳尻があうように、この期間の6句をまとめています。次回以降は1週ごとのtweet句5句をまとめていくつもりです。いつまで…

青と黄を赤に染めるな二月尽 ~ロシアのウクライナ侵攻;2月20日~3月4日の朝刊見出しまとめ~

2022年2月27日(先週の日曜日)、ウクライナのことを書きました。そして翌日の月曜からのtweet句はウクライナのことを詠みました。2022年3月4日現在、まだロシア軍はウクライナへの攻撃を続けています。下は先週書いた記事です。 www.keystoneforest.net 今…

九月の雨はクラゲ色/秋野紅人

今年の小説初読みは『九月の雨はクラゲ色』(秋風堂書房)でした。作者は秋野紅人 あきのくにん さん。はてなブログではくにん (id:kuninn)さんとして活動されています。横道にそれますが「初読み」は新年の季語。俳句風に書くと「初読みは九月の雨はクラゲ…