
6月20日、たよらこ (id:tayorako)さんからブロガーバトンを受け取りました。
たよらこさんは、花咲き誇るお庭のことやお料理のこと、子育てや教育のことなどを話題にした複数のブログを運営されていらっしゃいます。
ときどき書かれるブログ作成やメンテナンスについての記事もとっても参考になります。
息子さんとわたしの次男Kが同じ高3生で、新型コロナ禍の受験生を巡る悶々とした思いをTwitterでやりとりさせていただいたこともありました。
ブロガーバトンをわたし•山猫🐾に繋いでくださった記事が ↓ です。
ところで、ブロガーバトンって何?
バトンと言えば、繋ぐ。
バトンを繋ぐと言えば、リレー。
リレーと言えば、運動会で一番出たくない種目、でした。
この運動会体育会のバトンのことをまず思いました。
と言うか、ほかに浮かんできません(^_^;
自分のミスが、自分の失速が、チームの足を引っ張る、、、
転んでバトンを落として、次々に追い抜かれて、、、
マイナス面ばかりが頭の中をぐるぐると渦巻きます。
運動場のトラックを幾重にも取り囲んで声援を送る子供たちやその家族。
それらすべての人たちが凝視する中を走るだなんて、、、想像しただけで息が詰まります。
心臓のバクバクが止まりません。
バクバクが止まりません が、
よく考えてみれば、クラスには俊足の男子が何人かいて、わたしなんかが選ばれることなどなかったのです。
ちょっと自意識過剰気味だった子供の頃のわたし、、、(^_^;
あ、
でも、待ってください。
思い出しました。
リレーのメンバーに選ばれたことがありました。
それも、よりによってアンカーに、でした。
十年ちょっと前のことです。
それは四十代終わりのことでした。
体育会のクラス対抗戦の勝敗を決する最後のプログラムは、クラス対抗リレーです。
クラス対抗リレーは体育会の華。
メンバーに選ばれるのは、野球部のエースだったり、サッカー部のキャプテンだったりします。
このクラス対抗リレーに、わたしは先生チームのアンカーとして走ることになったのです。
申し遅れましたが、わたしは教師をしています。
当時勤めていた学校の体育会での出来事です。
子供たちは4人でバトンを繋ぎますが、先生チームは学年の教師全員で繋いでいきます。
先生チームは10人くらいで走ったでしょうか。
人数が多い分、一人ひとりが走る距離は短めです。
短めですが、わたしが走ることになったのは、最終コーナーからゴールラインまでの直線コースでした。
コースの傍にはメインのテントが設営されていて、校長先生やPTAの役員の方々が間近で観戦されています。
そこは、体育会の日に、学校中で一番目立つ場所です。
トップでゴールテープを切ればヒーローになれること間違いなし。
その代わり、もしそこで、、、もしそこであれして、あんなことやこんなことになったりしたら、、、
自分が走る姿をちらりと想像して、わたしは頭がくらくらし始めました。
一番走者には各クラスとも精鋭をそろえています。
先生チームも学年で一番元気の良い野球部顧問の先生を選びました。
スタート位置に並ぶ誰の表情も恐いほどに真剣です。
少しの静けさの後、合図のピストル音が響き渡りました。
学校中が一斉に沸き立ちます。
先生チームは子供たちの邪魔にならないようコースの一番外側を走ります。
大回りする分だけ不利なのですが、そのハンデをものともせず、野球部顧問の先生はグイグイとスピードを上げ、あっという間に先頭に躍り出ました。
二番手の先生も若手の好走者です。
子供たちとの差をさらにさらに広げて三番手の先生に繋ぎました。
胸のすくような快走です。
観客席の子供たちも保護者の方々も拍手喝采、大声援を送ってくださいました。
えっと、ところが、、、
学年全員の先生が走るという決まりのせいで、走るのが苦手な何人かの先生も走らないわけにはいかなくて、ここからは、バトンを繋ぐたびに順位は後退。
みるみるうちに子供たちから置いて行かれてしまいました。
猛スピードで次々に駆け抜けていく最終走者の子供たちを見送って、とうとうわたしにバトンが回ってきました。
ヒーローになるもならないも、全クラスのアンカーはすでにゴールインした後。
わたしは独りでゴール目指して走ります。
安心したことと言えば、これ以上順位を下げる心配はないと言うこと。
ですが、なんという緊張感でしょう。
学校中の子供たち大人たちの視線のすべてがわたしに注がれているのでした。
わたしがゴールインすれば、この日の競走プログラムはすべて終了します。
あとは3年生男子たちの集団演技を残すだけです。
わたしは、独りきりのトラックを、足がもつれない程度の精一杯のスピードで走りました。
ゴールラインのところで待っている係の女子生徒がゴールテープを用意してくれるのが見えました。
拍手も聞こえてきました。
よし!
わたしはまるでダントツのトップでゴールテープを切るかのように、両手を大きく広げました。
ああ、これで無事にリレー競技が終わる、良かったよかった。
そんな思いがわたしの頭を過ぎったか、過ぎらなかったか、という瞬間でした。
え?
わたしがゴールインしようとする直前、係の女子はゴールテープを一気に高く持ち上げたのでした。
わたしはゴールテープに触れようとジャンプを試みましたが、タイミングが合わずわたしの右手はむなしく空を切りました。
直後、学校中が笑いの渦に包まれたのは言うまでもありません。
山猫さんの記事は、記事を超えて小説みたい。
普段忙しさの中でぼんやりと過ぎてしまうことに、グッとフォーカスを当ててじっくり考える。
読者というより「森の奥へ」ファンです。
こんな先生が自分や希生の先生だったらよかったな~なんて思います。*山猫注;希生さんはたよらこさんの息子さんです
たよらこさんは、わたしにバトンを繋いでくださった先ほどの記事の中で、このように持ち上げてくださいました。
ですが、今回わたしが思いついたのは、わたしの記憶にちょっぴり切なく残っている笑い話しかありませんでした。
どうぞ、これでお許しのほど<(_ _)>
受け取ったブロガーバトンを次の方に託す前に、このバトンがどこから繋がれてきたものなのか、滅多にない機会ですので、自分の記録としてたどってみることにしました。
たよらこさんにバトンを渡されたのはgreen (id:greenupf) さんでした。
6月17日のことです。
【ブログ運営】ブロガーバトン回します。あなたにも来るかも💦 - greenの日記
6月16日、greenさんは猫村にゃん吉 (id:nukonyan131) さんから。
ブロガーバトンが回ってきた!ブロガー歴10年以上で初かも(笑) - シンプルライフできるかな?
猫村にゃん吉さんはバトン巡りの旅を案内してくださっています。
6月15日、カラーひよこ (id:color-hiyoko)さんから猫村にゃん吉さんへ。
6月14日、日照ノ秋人 (id:hiderino-akihito) さんからカラーひよこさんへ。
ブロガーバトンが来ましたのでね - ふにゃふにゃフィロソフィー
6月13日、S(id:odanoura)さんから日照ノ秋人さんへ。
6月12日、わいだん (id:wp-dandy)さんからSさんへ。
パンダじじいからブロガーバトンってのが回ってきた。 - 俺があいつを見返す日。
6月10日、KONMA08 (id:konma08)さんからわいだんさんへ。
父のつぶやき その75 《コスプレ(?)とバトン》 - 月刊KONMA08
6月7日、地図子 (id:chizuchizuko)さんからKONMA08さんへ。
地図子、平瀬川を歩く -1 多摩川との合流地点から中之橋まで- - ふと思い立って、プチ冒険
地図子さんは、ヒヤパ (id:hiyapa)さんから最初のブロガーバトンを託されたようです。
バトンの旅は6月3日に始まりました。
始まりのブログ↓です。
以来、バトンは17日間で9人の方を経て繋がれてきました。
たよらこさんに
ブロガーバトン回してくださってありがとうございます。しっかりと繋いでいけるよう頑張ります!そして何より、ファンだって言ってくださって、もうとんでもなく舞い上がっています。た、高いところは苦手なんです(^^;
と、お返事してから、十日以上経ってしまいました。もう7月になってしまっています。ごめんなさい。すっかり滞ってしまっています。
ところで、◆ブロガーバトン◆です。
・自画像;
人間だった頃のわたし
と、猫だった頃のわたし
・名前; 山猫🐾
・年齢; 還暦
・ブログ歴; 2016年8月7日~ もうすぐ4年です。
・総記事数(2020年6月28日現在); 271(この記事を含みます)
・更新;ぼちぼち 不定期不定時。たぶん土曜日か日曜日の午後。
・ブログのジャンル; スポーツ、ブログ巡り、言葉、小説創作など、とりとめもなく。
・ブログを始めたきっかけ;
50代を迎えてなにか打込めるものを見つけたくて、空手を始めたけど腰を痛めて挫折。代わりにウクレレを弾き始めたけど、セーハができなくてまた挫折。そうだ、もともと子供の頃から書くことが好きだったんだ、と思い出して、今に至っています。
・今後のこのブログの野望;
小説創作が記事数の半分くらいの割合になるように頑張りたい。
平均寿命を過ぎても書き続けていたい。
・ひとこと;
ニャニャニャ🐾!
・一番古い記事;
野生の生き物は死期を悟るとひっそり身を隠すと言います。
森の奥ってきっとそんな場所かも、と思います。
・お気に入りの記事;
小説を書き始めると、不気味だったり、暗かったりする世界に心は迷い込んでいきます。
そんなわたしの小説創作のなかで、たぶん唯一前向きな気分になれる作品、明日は今日よりもきっと良い日になると思える作品、だと思っています。
小泉今日子の『夏のタイムマシーン』に惹かれて書きました。
よかったら、ぜひ読んでください(^_^)
・次にまわしたい人;
小説創作に真正面から取り組まれているお二人、くにん (id:kuninn)さんとtoikimi (id:toikimi)さんにこのブロガーバトンをお渡ししたいと思います。
わたしは小説創作だけではブログを維持できず、日常のあれこれをぼちぼち更新することで過ごしています。
お二人の創作を読めるのはわたしにとって宝物のような時間です。
もしかして「バトン」というお題で小説を書いていただけたりしたら最高です(^_^)
くにんさんは、はてなでは『ぼちぼちメモ』と『コトゴトの散文』というブログを持っておられます。
小説作品を主に掲載されているのが後者のブログです。
「竹取物語」を遊牧民族の世界に置き換えて描かれたファンタジー「月の砂漠のかぐや姫」は必読です(^_^)
toikimi (id:toikimi)さんは『かきがら掌編帖』というブログを書かれています。
主なジャンルは和風ファンタジーとショートショート。
ノスタルジックな味わいは、ひとしお心に染みます。
「ハヤさんの昔語り」という創作掌編の第二幕第十話には、わたし・山猫も出演させていただいています(^_^)
くにんさん、toikimiさん、夜分失礼します。
アポなしでごめんなさい。
どうぞ、よろしくお願いします。