街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。
いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。
でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。
仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。
山猫は街でたくさんの出会いをした。楽しいことにも辛いことにもたくさん出会った。どれもがとてもとても大切な出会いだった。
いつか森の奥へ帰る日が来れば、それらの出会いを荷物と一緒に持って帰りたい、山猫はそう鳴きながら、出会った思い出を言葉にまとめている。
2016年夏、地球の反対側にある街ではオリンピックが行われている。しばらく、そこで出会った思いを言葉にしていきたい。
よければtwitterものぞいてみてください。山猫 (@keystoneforest) | Twitter