森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

幸せの定員 (創作小説)  ***はじめに***

 
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長らくぶりの更新です。

ご無沙汰しています。

前回、記事を投稿したのが7月の初めでした。

猛暑の夏はとうに過ぎ、季節はすっかり秋です、、、

と、二か月ほど前に書き始めましたが、何度か書き直しているうちに、もう冬です。

お変わりなくお過ごしでしょうか。

わたしは変わらず元気で過ごしています。

仕事の必要に迫られて朝夕の検温を欠かせませんが、体温はずっと36度台を保っています。

マスク効果はすごい、と改めて思います。

今年になってからまだ一度も風邪をひいたことがありません。

時々頭痛を覚えるのは、呑み過ぎのせいでしかありません(^^;

 

わたし山猫🐾はたまに小説を書きます。

本当は毎日でも書いていたいのですが、それができなくて、仕事をしたり、テレビを観たり、ブログをぼちぼち更新したりしてきました。

今回はいろいろと思うことがあって、どうしても新作を書いてブログを更新したかったのです。

なので、新作が書けるまで、はてなブログから離れていようと思いました。

そして、離れているうちに、はてなプロの更新期限が来て、そのまま放っておいたら、はてなプロの契約が終わってしまいました。

契約解除ということです。

それって、クビっていうことですよね。

で、遅ればせながらに焦り始めました。

ひょっとして、記事が全部消えてしまっていたりして、、、

嫌な気分に一瞬襲われました。

でも、

大丈夫でした。

はてなプロじゃなくなっても、記事はそのまま残っていました。

ところが、これまでいただいていたブックマークコメントがすべてなくなり、「B!ブックマーク」が全記事0になってしまっていました。

……愕然としました。

それでも、

もういいや、そのままでもいい。このままブログ辞めたっていい!って半分以上思いました。

ところが、その「B!ブックマーク」のすぐ上にある「+読者になる」の横の数字に目が行きました。

そこには「400」と表示されていました。

4か月前、前回の記事をアップしたとき、400人目の方に読者登録していただいていたのでした。

切りがいい数字だけに、それが変わらないのが気になります。

1記事も投稿してないのに、、、

ひょっとして、次の記事を待ってくださっている読者の方がいらっしゃる?

厚かましくも、そうも思いました。

そして先日、なぜかその数字はさらに1つ増えました、、、

とりあえず1か月分だけ料金を振り込んで、はてなプロを再開することにしました。

「B!ブックマーク」は復活しました。良かったです、、、(^^;

それでもやっぱり、小説のタネはやってきてくれません。

タネは気長に待てば、どこからかきっとやってきてくれると思っていました。

タネさえ手に入れれば、花が咲くかどうかは別として、根が生え、茎が伸びてくれました。

今までがそうでした。

仲間うちで小説同人誌を発行していた十数年前までは、締め切りの日が来れば、どうにかこうにか小説は仕上がっていました。

それが、、、7月の4連休が過ぎ、お盆休みが終わり、9月末の4連休が明けても、とうとうタネはやってきてくれませんでした。

もうあかん。

諦めました。

で、以前に書いた作品を書き直して投稿することにしました。

まだブログに投稿していない作品が何作かあります。

それらを手元に残しているうちは、自分で意識してなくても、内心で余裕かまして、次の創作に進めないのかも知れない。

この際、在庫を一掃してしまえっていうことなんやろか。

そんなふうに思いました。

 

在庫一掃の第一弾です。

『幸せの定員』というタイトルです。

次回から何回かに分けてアップしていきます。

よろしくお願いします。

 

 

 

***はじめに***

 

本編に入る前に、作品のネタばれになるかも知れないことを少し書きます。

「あとがき」を先に書く、みたいなものかも知れません。

ですので読み飛ばしてくださって、全然かまいません。

、、、読み飛ばしてくださって全然かまいませんけど、次回から始める本編はぜひ読んでくださいね(^^;

 

 

 

作品自体は原稿用紙50枚ほどの分量ですが、ブログとしての読みやすさを考えて1回分の字数があまり長くならないように、-3から+10までの数字で区切って、章立てのような構成にしています。

「***-3***」は「第-3章」みたいな意味です。

細かく分けると読みづらくなるとは思いますが、ご容赦ください。

今回わたしが小説を書こうとして頭に浮かんできたのは、時間って何なんやろとか、心はどこにあるんやろとか、死ぬってどういうことなんやろとか、何をしても罰せられへんとき人はどんな行動をとるんやろうとか、そんな思いでした。

浮かんできたそんなモヤモヤをどういじくっても、簡単に物語に綴れそうにはありませんでした。

で、浮かんできた一つが、幸せってなんやろ?っていうモヤモヤでした。

それについて書いたのが「***-2.5***」みたいに小数点が付いた章です。

小説とは関係ないけど、まあええか。そう思って、それも混ぜ込みました。

それともう一つ。

第+1章~第+6章は問題編、第+7章~第+9章は解答編みたいな構成にもなっています。

第+7章に読み進む前に、主人公の人生の裏側で何が起きていたのか、主人公は一体どんなことをしたのかしなかったのか、想像してみてください。

そうしていただくと、ひょっとしてミステリーっぽく読めるかも知れません。

あれこれごめんなさい。

もちろんそんなこと気にせず、普通に読んでいただいて結構です。

次回から本編に入ります。

  

それでは、よろしくお願いします。

 

 

(続く)

 

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よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter

 

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山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。