森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

8月32日のお昼に。

 
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8月26日18時、仕事帰り。

電車が駅に着く。

エアコンの効いた車内からホームに降ります。

外の空気をさほど暑く感じなくなりました。

山側改札を出るとすぐ前がバス停です。

次のバスが来るまで数分あります。

西の空を見上げたら、前日までと雲が違って見えました。

あれほど賑やかだった蝉の声が、遠くから微かに聞こえてくるだけ。

風が変わったみたいです。

バスはやーめた。

 

久しぶりに歩いて帰ろ。

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8月27日7時。

駅に急ぐ途中、ドングリを拾いました。

まだ緑色なのに道端に落ちていました。

緑色だとドングリらしくありません。

もう少し大きくなれたのに。

そうしたら茶色のドングリになれたのに。

枝を折ったのは誰?

野鳥のいたずらでしょうか。

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8月30日。

夏休みも、もうすぐ終わり。

 

あと一日でええからおまけしてくれへんかな……

丸一日なぁ~んにも予定がなかったらどうするかな。

のんびりテレビ観て、昼寝するかなぁ。

いや、それより、

電車でどこかに日帰り一人旅してみたいな。

文庫本持って鈍行に乗って、缶ビール飲みながら、滋賀とか和歌山とか行ってみたいな。

車窓から水面が望める路線がええなぁ。

けど、腰痛持ちやから、鈍行電車にずっと座り続けるのは腰に良うないやろな……  

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ああ、どないしよ。

ほんま、なんとかならへんかなぁ。

よっしゃ、

おまけの一日は自分で勝手に作ったろ。

仕事サボってもええか。

休む言い訳は「腰痛がひどくて」でいこ…… 

 

持っていく本は決めている。

筒井康隆の『旅のラゴス』。

手元にある文庫の奥付を見ると、1989年7月15日初版、とある。

内容はほとんど忘れてしまった。

でも、ワクワクしながら読んだ記憶だけは鮮明に残っている。

筒井康隆の中で一番好きな作品だ。

わたしが神戸で暮らすようになったのは、彼が神戸在住だったからだ。

筒井康隆と同じ空気を吸いたくて神戸にやってきた。

神戸にやってきて40年。

もう一回読み直すには一人旅のときがぴったりだ。

『旅のヤマネコ』……(^_^)

 

日帰りなら荷物は本と財布だけでええかな、、、

携帯は持っていかんとこ。

そうそう、

どこかの町の銭湯に入って、気の良さそうな人みつけて話しかけて、美味しいもん食べられる近くのお店とか教えてもらお。

あかん…

本気で出かけとうなってきた。 

 

出勤時の電車で、お昼休みの職場で、ブツブツつぶやいていると、Twitterから怪しげな声が聞こえてきました。

 

行っちゃえ〜(≧▽≦)
……悪魔の声……(*´∀`)(*´∀`)

KONMAさん(KONMA08 (@konma08) | Twitter) 

 

大丈夫、大丈夫♡   悪魔2号

くにんさん(くにん (@kuninn8864) | Twitter ) 

  

こんなふうに応援されると、不思議なもので、ちっとも面白みのない常識というヤツが頭をもたげてきます。

 

えーっと…
土曜日は通院だし、日曜日はバスケットボールのトルコ戦があるし、月曜日は始業式だし会議もあるし、火曜日は母親の家に用事があるし、水曜日は…
 

 

気持ちは180度変わります。

言い訳を次々に考えます。

そして、

 

悪魔払いせなあかん👿 

 

背中を押してくださったKONMAさん・くにんさんを悪魔1号・2号にしてしまいました。

せっかくの応援の声を悪魔のささやきに変えたのです。

でも、

本当のところ、この、ちっとも面白みのない常識というヤツ、、、

こいつが絶対に正しいと言えるんかな。

悪魔の声はひょっとして、天使のささやきなんかも知れへん……

 

 

18歳以下の自殺者数を日付別にみると、一年のうちで、夏休み明けの始業式の日が格段に多いそうで、この問題が大きく取り沙汰されています。

新学期にいじめが再開することを苦にして、というのがその主な原因だそうです。

学校というところは、本来生きることを学ぶ場所だったはずです。

ですから、それを学べないなら無理しないでいいです。

世の中は大きく変わりつつあります。

日々変わっていっています。

その変わっていく方向が果たして正しいかどうかなんて誰にも分かりません。

だから、いままでの常識で、大人たちが作ってきた常識で、この先を決めたりしないでいいと思います。

 

その日その時その瞬間に絶対にしないといけない何かって、そうそうないです。 

横断歩道を渡っている時、すぐ前を歩いていた人が転んで動けなくなってしまった。あと少しで信号が変わる。

こんな瞬間に遭遇したら、その人に声をかけます。

絶対に助け起こしますよね。

こんな時は動かないといけないですが、そんな切羽詰まった場面でなければ、いま絶対にしないといけないことなんてないと思います。

学校に行くことも、いま絶対にしないといけないことじゃないです。

ですから、死にたくなるほど学校が嫌だったら行かなくていいです。

学校でなくても生きることは学べます。

いつかきっとその機会はやってきます。

第一、生きていないと生きることは学べないです。

 

9月1日を迎えるのが嫌だったら、ずっと8月にいてもいいと思います。

おまけの一日をどうしようかぐずぐずつぶやいているわたしが言っても重みはないですが、

 

無理せんでええよ

 

そのことを、どこかの誰かに、緑色のドングリのきみに、伝えたくて。

 

 

 

 

今日の記事は KONMAさんKONMA08 (@konma08) | Twitter)  くにんさんくにん (@kuninn8864) | Twitter )  からいただいたツイートを元にしました。

いつも、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter
 

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山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。