森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

白内障手術体験記。二度目の手術なので少し余裕でした、です。

 
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白内障手術体験記です。

入院の必要がない日帰り手術でした。

しかも二度目の手術と言うこともあって、手術の順番をスマホでブログ巡りやTwitterをしながら待てました。

余裕です(^_^)

そのときのツイートから手術の様子を振り返りつつ自分用の記録としてまとめておこうと思います。

 

 

手術名を正確に言うと「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」となります。

保険手続きのために診断書をドクターに書いていただきましたが、何気なくそれを見ると、傷病名のとなりにその原因を書く欄があり、、、そこには「加齢」とありました。

決してわたしは若くはないです。

ですが、わたしと同じ日に手術を受けられたのは、わたしよりもけっこう年長の後期高齢者の方々で、、、確かにわたしもそこそこの年齢ではありますけど、、、

まあ、いいです(^_^;

 

最初に白内障の手術を受けたのは1年前でした。

そのときは左眼を手術しました。

手術についての詳細は記事に書きましたので、関心のある方はこちら ↓ をお読みください。

 

www.keystoneforest.net

 

白内障手術とは、白内障の症状によって濁ってしまった眼の水晶体を取り除いて、代わりに人工の眼内レンズを挿入する手術のことです。

わたしは強い近視で以前からコンタクトレンズを使っていました。

そのコンタクトレンズを処方してもらうために通っていた眼科で数年前に白内障の指摘を受けました。

意外でした。

当初は自覚症状はまったくありませんでしたから。

ですが、少しずつ視界に靄のようなものがかかるようになってきました。

それを邪魔に感じるようになり、去年手術を受けることにしたのです。

ところで、近視を矯正するための方法としてレーシックという手術があります。

白内障の手術と何が違うかと言うと、レーシックは、目の表面の角膜をレーザーで削って角膜のカーブを変えることによって視力を矯正する手術だそうです。

眼内レンズ自体を入れ替えてしまう白内障手術とはここが大きく違うところです。

 

白内障手術で使う眼内レンズには、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。

若い人の目は、水晶体の厚さや形を変化させることで、近いところにも遠いところにもピントを合わせることができます。

それが加齢とともに、ピントを合わせる能力が衰えてきて、近くが見づらくなってきます。

これが老眼です。

眼内レンズ(人工水晶体)は厚さや形を変えることができないので、白内障手術によって水晶体を単焦点眼内レンズに取り替えてしまうと、近くか遠くかのどちらか一方にしかピントが合わせられなくなります。

それに対して、多焦点眼内レンズは、形状を工夫することによって二つの距離(遠くと近く)にピントが合うようにできています。

最近ではさらに、遠方と近方に加えて中間も――3か所に焦点が合う3焦点型の多焦点眼内レンズが開発されています。

  

さて、左眼の手術から約1年経ちました。

去年左眼を手術したときから、右眼もいずれ手術しないといけなくなると指摘されてはいました。

去年はまだ右眼については自覚症状がなかったので手術しないことにしましたが、今年になって少し事情が変わってきました。

それは手術を受ける費用を巡る状況の変化です。

手術で使う眼内レンズが、見え方の違いで3種類あることを前述しましたが、見えやすいレンズほど高額になります。

単焦点眼内レンズの手術は一般の保険診療で行うことができます。

ところが、高額な多焦点眼内レンズを使う手術には保険が適用されず、自費で受けることになります。

去年手術を受けたときの記事にも書きましたが、わたしが加入していた生命保険には先端医療特約と言うものがついていて、それを使えば、多焦点眼内レンズを使った場合でも保険会社から費用を負担してもらうことができるのです。

去年わたしが左眼を手術したときはその適用を受けました。

ところが、多焦点眼内レンズを使う白内障手術が先端医療の対象から外されるらしい、、、そんな話を聞くようになりました。

眼科のドクターに相談したのは今年の春先でした。

いずれそうなるらしいけれど今はまだ制度の見直しは聞いていないので、保険会社に問い合わせてみればどうか、というのがドクターの返事でした。

問い合わせると、今の時点では、多焦点眼内レンズはわたしが加入している生命保険では先端医療として扱っている、とのことでした。

かと言っていつ制度が変更になるか分からないので、早いに越したことはない。

それで、今回手術することにしたのです。

もし手術を考えていらっしゃる場合は、事前に保険会社とよく相談してくださいますように。

ところで、最新の3焦点型の眼内レンズについては、厚生労働省から認可されていないので、先端医療の対象にはなってはいません。

執刀医の先生からはこの秋頃には認可されると思うからもう少し手術を待つ選択肢もあると言われましたが、年末以降は仕事をたびたび休むことができないので今回手術を受けることにしました。

 

以下は手術当日のツイートからです。

 

手術は午後からですが、その前に直前の検査があります。

午前11時、眼科受付を訪ねました。

日帰り手術ですので、手術が終わって2時頃には家に帰ることになります。

ドクターからは、帰るときタクシーを頼むか、家族に迎えに来てもらうよう指示されていました。

帰るときに万が一転んでしまったりしたら大変です。

 

 

右胸に「みぎ」と書いたネームプレートを付けられ、右眉の上に黄色の丸シールが貼られました。

この日は右眼手術の日でした。

左右を間違えてしまったら大変です。

そうならないよう二重三重に対策が施されています。

わたしの名前の横に4とあります。

これは手術の順番でしょうか。

 

目薬をさし続けて30分以上経ちました。

瞳孔が開いたようです。

このあと手術が始まります。

手術は1人十数分かかります。

順番が来るのは1時間後くらいかな?

わたしはそう見当を付けました。

 

1番の人が呼ばれました。

順番を待つわたしたちに、看護師さんはトイレに行っておくよう言い渡しました。

いよいよです(^_^;

 

万が一、手術中に咳き込むと困るので、気休めに龍角散飲みました、、、

 

一人目の方が手術室から出てこられました。

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手術室に入ったのが2時少し前。

そして、手術台に身体を固定されて手術開始。

今、メスが入ったな、とか、今度は水晶体を吸い出しているところだろうか、とか、わたしはわりと冷静に手術の手順をなぞっていました。

そのくせ、手はきつく握り拳を作っていました。

手術自体はあっけないほど短くて、10分ほどで終わったようでした。

 

 

眼帯をつけているので、結果はまだわかりませんが、とりあえず手術は無事に終わりました。

 

とりあえず無事に終わったみたいです。

痛みもまったくありません。

2回目なので怖さもあまり感じませんでした。

でも、明日になって眼帯を外してみないと安心できません、、、

 

翌朝9時です。 

今朝も眼科通院。

今から眼帯を外します。

 

眼帯外してもらいました。

明るい!

世界がくっきり浮き出て見えます(^ν^)

去年もそうでしたが、これほど世界が鮮やかに見える体験はこのとき以外に味わったことがありません。

明るさに慣れるにつれ見え方は普通になっていくのですが、それがあまりに残念に思えます。

 

検査結果も良好。

ご心配いただきありがとうございました。

世界がとっても明るくなりました(^_^)

 

白内障の手術から5日目。

経過は順調とのことでした。

今日から洗顔洗髪解禁です^_^

実は、連休中からこっそり洗ってました(良い子は真似しちゃいけません)、、、

眼に異物が入らないようにいろいろと禁止事項があるのだと思います。

乾いたタオルを左眼の辺りに当て、お湯が眼にかからないよう頭の向きを変えつつ、慎重にシャワーを浴びていました。

でも、アルコールだけは飲みません。

こちらは良い子にして我慢してます(^_^;

 

アルコールは、予定では手術から1週間後の木曜日解禁。

ドクターの許可はまだ得ていませんが、 木曜の夜、飲み会設定しています(^_^)

 

白内障の手術から1週間。

執刀医による診察を受けました。

数m先と手元40㎝の両方に焦点を合わせたレンズを入れてもらいましたが、それぞれ視力は1.2、遠くも近くもほぼ支障なく見えます。

結果は良好、視力も出ています。

今日から普通の生活に戻ってOK。

もちろんアルコールも(^ν^)

 

本日(7月27日)、術後2週目の診察を受けました。

経過は良好です。

気になっていた近い方の見え方ですが、スマホの文字も文庫本の活字もほぼ苦にせず見ることができています。

 

 

お見舞いツイート、お見舞いいね、ありがとうございました。

おかげさまで、とっても気を楽にして手術にのぞめました😊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter
 

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山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。