森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

山猫、野良ニラを食べる。

 
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スッキリしないお天気が続きます。

そのせいにして庭の手入れをサボっていました。

しばらく出ないうちに、庭は模様替えを始めたみたいです。

・・・みたいです、と他人事のように書きますが、実際、わが家の庭は、夏の間に大きく育ったトマトの木(茎?)が先日の台風で倒れたのをそのままに放置していて、その倒木(倒茎?)の間からさまざまな野草が伸び放題に育っています。

写真で見ていただければ一目瞭然なのですが、とてもとてもお恥ずかしくて庭の全体像をお見せするわけにはいきません(^^; 

でも、それはヒトの勝手な都合。

見方によっては、野草の楽園です(^_^)

季節が巡り、庭に根付いている植物たちは、人の手を借りることなく、それぞれの秋を謳歌しています。

 

今、わが家の庭の主役はこの花です。

何の花か分かりますか?

 

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多分この花は、数年前から、いえ、もしかするともっと前からかもしれませんが、庭に自生していました。

 

ニラの花です。

 

去年、Twitterにこの花の写真をアップしたところ、Twitter友達の白猫さんから、ニラの花ですよ、と教えていただきました。

まさか?と思って、濃い緑の葉を摘んで匂いを嗅いでみると、まさしくニラの匂い。

早速収穫して鍋料理の具にして食べました。

スーパーで売っているニラほど匂いは強くありませんでしたが、その分食べやすくて、シャキシャキした食感はそのままで十分楽しめました。

種からも育ちますが、多年草なのでそのままにしておいても、次の年もまた咲きますよ。

と教えていただました。

以来、その白い可憐な花を見る目が変わりました。

まったく現金なものです。

ニラだと知るまでは無造作に抜き捨てていましたのに。

 

指折り数えて数ヶ月。

そしてついに、今年も咲きました。

それどころか、むやみに抜かなかったせいか、去年より増えました。

今朝、雨上がりの庭に出て撮った写真をツイートしました。

 

 

エリカ、ランタナ、ニラですね(*^^*)

白猫さんから返信がありました。

白猫さんは植物にとてもお詳しいのです。

葉っぱの方はもうすでに鍋料理でいただきました(^_^)

とツイートすると、

それはニラの一番の幸せ(*^^*)

と。

これまで雑草と一緒に捨ててきて、ごめんなさい。

 

収穫するとこんな感じです。

 

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ちなみに、ニラの葉は、スイセンの葉によく似ています。

こちらは有毒。

食中毒を起こすそうです。

庭のニラを摘むとき、念には念を入れて、1本ずつ匂いを嗅いで確かめました。

 

これがスイセンです。

確かに少し似ています。

 

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こちらは食べられません。

くれぐれもご注意ください。

 

自生ニラのことを野良ニラというそうです。

野生化したニラではなく野良ニラ。

野良ネコかネコの野生化か。。。。

前回そのことについて記事を書きました。

 

 

庭の野良ニラは摘んだあと、また育ってくるそうですので、まだしばらく楽しめます。

今日のお昼はラーメンの具にしていただきました。

 

山猫、野良ニラを食べる。

とても美味しかったです(^_^)


 

 

 

 

 

 

 

 

よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter
 

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山猫@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。