森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

瓶詰なめ茸とツナ缶を使ってガスで炊く、ごはん土鍋で超簡単釜飯。

 
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釜飯が好きです。

そもそもは味のついたご飯が好きです。

炒飯、カレーライス、オムライス、チラシ寿司、お茶漬け、牛丼天丼炊き込みご飯に卵かけご飯、お味噌汁をぶっかけた猫まんまも大好物です。

白米にとろろ昆布をのせ、お醤油を少し垂らして食べても美味しいです。

鍋料理の後は、〆のご飯を入れて雑炊にしてももちろん美味しいし、鍋に残った出汁をご飯にかけ、すりゴマや青ネギをトッピングして食べても美味しいし。

最近わが家では、卵かけご飯にあとのせで天カス(あげ玉)をトッピングするのが流行っています。

 

ところで釜飯です。

辞書を引くと、

一人前用の小釜で、魚・貝・鶏肉・野菜などの具を取り合わせて酒・醤油などで味付けして炊いた飯。釜のまま供する。(大辞泉)

とあります。

類語をみると、赤飯、炊き込みご飯、混ぜご飯、五目飯、鮨飯、おにぎり、、、と言った言葉が並んでいます。

そうそう、どれも好物です。

おにぎりも大好きです。

炊いたご飯が食べきれずに残ったら、塩昆布を具にしておにぎりを作ります。

たいていは、夕方からのアルバイトに出かける直前の長男のお腹におさまりますが、夕飯の時間まで残っていたら、熱々ご飯を食べる前にわたしがいただきます。

塩味の効いたおにぎりは冷めていても十分おいしいです。

さて、言葉の定義で言うと、どうやら釜飯は料理名ではなくて、食べるときの形態からきているようです。

料理としては炊き込みご飯になるのでしょうか。

でも、釜飯と呼んだ方がはるかにご馳走に感じます。

お店で頼むと、たいてい「少々お時間かかります」という言葉のやり取りがあって、しばらく待たされた後にもったいぶって登場します。

一人用の土鍋や鉄鍋に入れて供されて、いかにも特別扱いされた存在です。

そうした記憶とあいまって、釜飯という言葉の響きはわたしに特別な魅力を感じさせます。

そんな釜飯を家で手軽に味わうには、中身は炊き込みご飯でも電気炊飯器ではなくてガスの火力で炊いてみたい。

わたしは気が向けば土鍋で炊き込みご飯を作るようになりました。

使った土鍋は鍋料理用の土鍋です。

 

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普通の土鍋で炊くだけで、炊飯器ご飯とはまったく味わいが違ってきます。

間違いなく美味しいです。

ただ、炊飯器と違って鍋から噴き出す湯気や匂いをみながら火加減を調節しないといけないので、炊き上がりまでは目は放せません。

と言っても、炊飯器で炊くより早く炊き上がります。

 

一年ほど前、友人の結婚式の引き出物で「ごはん土鍋」をいただきました。 

鍋の名称ですが、引き出物カタログには「ごはん土鍋」とありました。

中蓋と外蓋、2枚の蓋がついています。

2合炊 直径約17cm 高さ16cm 重さ約1.9kg

鍋料理用の鍋は平たいものが多いですが、この「ごはん土鍋」は上から見ても横から見ても丸くて、全体としてずんぐりとした形状です。

 

萬古焼 ごはん土鍋 2合炊 中蓋式 日本製

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さっそくその鍋でご飯を炊いてみました。

どれだけ美味しいご飯が炊けるのか、100均ショップで買ってきた土鍋(一人鍋用)と炊き比べをしてみたのが、次の記事です。

 

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ようやくこれで一人釜飯を作る環境が整ったのですが、2合炊なので1人分だけ作るには少し大きめです。

そのくせ、食べ盛りの息子2人を含めた家族4人のお腹を満たすには少し小さいです。

そんなあれこれで、なんとなく使うきっかけをなくしてしまい、せっかくの「ごはん土鍋」はお蔵入りしてしまっていました。

ところが、今年の春から長男が大学に通うようになり、週末も1人で外出することが多くなってきました。

土曜日の昼、わたしと奥さんと次男との3人で、さあ、お昼ご飯何にしようと話すことがあり、そこで思い出したのが「ごはん土鍋」です。

2合炊ですので、3人で食べるにはちょうどの量です。

お昼ご飯ということでできるだけ簡単に作ることにしました。

具材は、瓶詰なめ茸と、ツナ缶(とりささみフレークでも美味しくできました)、そして、にんじん。

下ごしらえとしては、お米を洗って30分以上水に浸しておくこと(炊く前に一度ザルにあげて水を切ります)と、にんじんを千切りにすることくらいです。

 

 

炊き上がりました(^_^)

 

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おこげがしっかりできました。

香ばしい良い匂い。

ちょっぴり歯応えがあってお煎餅みたいな食感が美味しさを誘います。

 

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以下、レシピです。

 

お米2合

人参(1/4本)千切り

なめ茸(120g)1瓶

ツナ缶(とりささみフレーク缶)(70g)1缶

醤油小さじ2

味醂小さじ2

だしの素少々

水400ml

 

ここからは火加減です。

中火で約10分

湯気が激しく出るようになったら弱火にして10分

火を止めて10分蒸らす

 

最後にバター15g加えて混ぜ合わせ海苔とネギを散らして食べる。

 

超簡単美味(^_^)

 

土鍋にこびり付いたご飯は、適量の水を入れ、塩・醤油・卵などを入れて約10分煮立たせると、きれいにとれて、おいしい雑炊ができる(メーカーさんの取扱説明書より)、とのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。