森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

震災通信(阪神淡路大震災体験記) ***42日目(2月27日)***

 
 
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 26年前、わたしは神戸市兵庫区で震度7の揺れを経験しました。その記憶を日記とパソコン通信のログとで振り返っています。あの日から42日目です。おばちゃんと気の合う日。

 


2月27日(月)
 今日は、F井さん
(※本庁職員)と被災家屋再調査のペアを組む。午前中は僕が主になり、午後からはF井さんが主になる。F井さんはどちらかというと口ベタな方なのか、横で話を聞いていると少し焦れったくなるほどだ。ま、その辺りはお互い様かも知れないが。
 午後の1軒目に会下山町2丁目の家を尋ねたが、すぐに証明書が欲しいということでF井さんが一度区役所まで戻る。その間、おばちゃんの話し相手を務める。結構話しが盛り上がる。
 最後に再調査した氷室町1丁目の駄菓子屋さんのおばちゃんとも話が盛り上がる。13歳の時、疎開先の長崎で彼女は原爆も体験したんだそうだ。
 母が久しぶりに帰宅する。いろいろ話し込む。今日はおばちゃんと気の合う日だった。

 

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 ※下のリンクは震災当日の記録です。 

www.keystoneforest.net

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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イラスト/バリピル宇宙さん (id:uchu5213)