森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夏のタイムマシーン (創作短編小説)

夏のタイムマシーン 夏のある日、私は小さなカバンを一つ持って旅にでた。 ふらりと乗り込んだ電車は郊外の住宅地を抜け、いつの間にか海沿いを走っていた。 四人がけのボックス席は私と私のカバンが占領している。 カバンにはいつものコスメポーチと着替え…

枯れ始めたサクランボの木に今年も実ったサクランボ。

庭のサクランボの木にサクランボが熟しました。 つやつやです。 市販のものに比べると甘さでは劣りますが、十分に瑞々しくて美味しいです。 写真のほかに枝から採って直接食べたものがいくつかと、まだ枝から採らずに残しているものもあります。 それらを全…