森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

山猫ノート 7

運動会、体育会シーズン真っ最中のこの時期、やたらと雨が多い。

この行事ばかりは中止するわけに行かず、日程を変更したり、プログラムを短縮して半日で終わらせたり、といろいろ大変だ。

4年後の東京の天候を今から心配している。

 

・わたしが人生を知ったのは、人と接触した結果ではない。本と接触した結果である。

アナトオル・フランス

 

・あの声で蜥蜴くらふか時鳥

其角

 

・親であることがさきか、人間であることがさきかーーー

親はどこまでも親であるべきだとおもうけど、親であるという顔をする前に子どもの心に存在感を残すようなひとりの人間でなきゃいけないわね

大谷博子

 

・「年取ったら長生きは考えものですねえ。早いとこ、こういう四角いのになったほうが幸せだ」

「食欲がないんですか」

「いえ、ごはんはおいしんですけどね」

上条はやわらかく笑いかけた。

「物がおいしい間は、死んじゃつまりませんよ」

・「あのね、お父さんは幾つで死にたいですか、ってそう聞こうと思ったの」

「そんなこと、こっちで決められりゃ、苦労はないよ、女って奴は全く」

「考えるだけ馬鹿ね」

貫太郎はちょこっと帳面をつけてーーーポツンと言った。

「いつでもいいけど、お前よか先に死にたいよ」

向田邦子「寺内貫太郎一家」

 

・美人ってのは、こっちが見つける前に結婚しちまってるもんだ。

J.P.ホーガン

 

・神様なんて、だいっきらい。バチあてやっからな。

ルパン三世

 

・ ある親分が、となり町のヤクザの親分を刺してしまった。コラしめるだけのつもりなので、殺す気はなかったのだから、もののハズミということになる。どうや ら死んだらしい、と分かったが、一応病院に運んで行こう、ということになった。通りかかったタクシーをとめて、親分が頭のほうをもち、子分の一人が脚を もって車の中に担ぎこんだ。運転手があわててドアを閉める。そのドアに、子分が自分の脚をはさまれて「痛い!」と叫んだ。

この声が、運転手の耳には、担ぎこまれた人間が「痛い!」と叫んだように聞こえていた。したがって警察ではそのように証言した。

死体が叫ぶわけはないので、タクシーに担ぎこまれたときは、まだ生きていた、ということになる。従って「殺人罪」になるところが、「傷害致死」になってしまった。

吉行淳之介

 

せっかく植え直した焼き肉レタスだったが、降り続く雨に打たれてがっくりと首を垂れている。太陽もあまり顔を出さないので、ますます元気がない。

いつ食べられるか分からないけど、とりあえず、以下はサムギョプサルのタレのレシピ。

 ・コチュジャン 大さじ2

・韓国味噌(普通の味噌でも可) 大さじ2

・酒 大さじ2

・ごま油 大さじ2

・すりゴマ 小さじ1

・はちみつ 大さじ1

・にんにく(すりおろし) 1片

・細ネギ(みじん切り) 1本分

 *これらを混ぜるだけ、分量は4人分。

 余ったら冷蔵庫で1週間くらいは保つ。サラダにつけて食べても美味。

サムギョプサルにする豚バラ肉はしっかり目に焼いて上記のタレをつけ、キムチや韓国のりと一緒に焼き肉レタス(チシャ、サンチュ)で巻いて食べれば、絶対に旨い。

できれば畑でとれた焼き肉レタスで食べたいけど、スーパーで買ってこようかな。

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