森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

入院四日目かな?

こんにちは。お騒がせしています(^_^;

いろいろご心配いただきありがとうございます。手術は無事終わりました。

手術は9時過ぎから14時過ぎまで約5時間の予定でした。手術台に横になり、酸素マスクをつけられて麻酔が入ってくるのを感じると、頭がぼんやりし始めました。テレビで観る手術室のセットそのままの機器類や煌々と手術台を照らす照明が霞んでいきました。

次の瞬間、薄暗いICUのベッドでわたしは目を覚ましました。何時間経ったでしょう。その日の夕方か、深夜か。

手術うまくいきましたからね、と言う執刀のドクターの声や、頑張ったね、と言う奥さんの声が、眠っている間に聞こえたような気もしますが、曖昧です。

麻酔が切れたあとが大変でした。手術の痛みではなく、ベッドに体を固定されていることの窮屈さ。そして何より、痰が喉を塞いで息苦しくてたまりませんでした。必死で、文字通りけっこう必死で、ナースコールのボタンを探しました。ボタンを見つけられたかどうか記憶ははっきりしませんが、ナースさんが来てくれたのでボタンを押せたんでしょう。

息苦しいです、とカラカラに渇いた喉の奥から声を絞り出しました。体の向きを少し変えてもらい、吸引してもらいました。口腔内の吸引ではうまくとれなくて、鼻腔を吸引してもらいました。チューブが鼻の奥に入っていく違和感に続いて吸引するチューブの先に喉の奥が張りつく痛み。体を捻って痛みを訴えました。ですが、それで痰が取れたのか少しスッキリしました。

痛み止めを追加してもらい、わたしはまた眠りに落ちました。

そんなやりとりを何度か繰り返しながら、一昨日の手術のあと、今朝までほとんど眠っていました。
あまり寝過ぎると夜寝られなくなると思い、今朝から体を少しずつ動かしています。
手術の傷痕がまだ痛むのとチューブが何本か付けられているので少しずつ少しずつ動かしています。痛みはひどい筋肉痛のような鈍い痛みです。大して痛くないのかもしれませんが、こわごわです。ベッドの上体部分を電動で起こして起き上がります。ベッドの上下を操作するリモコンのボタンを体の位置によって右手で押したり左手で押したり、不自由ですが、コロナ対策のために家族の付き添いはありません。ナースさんに一つ一つ頼むわけにはいかないので、一人でやっています。午前中に飲み物を家族にLINEで頼んで買ってきてもらいました。
食事はまだです。
もうすぐ三日間食べてないことになりますが、お腹は空いていないです。
自力で立つこともなんとかできました。8度台の熱が続き身体がだるいですが、それもマシになってきています。
外は暑いでしょうね。ベッドからはカーテンで遮られて空が見えません。

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昼食が来ました。

しばらく全粥です。薄味でしたが、わずかに感じられる塩味すら美味しかったです。本当に。

残念ながら食べ切れませんでした😅

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山猫🐾@森の奥へ

似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。