森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

震災通信(阪神淡路大震災体験記) ***17日目(2月2日)***

 
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 26年前、わたしは神戸市兵庫区で震度7の揺れを経験しました。その記憶を日記とパソコン通信のログとで振り返っています。あの日から17日目です。

 

 

2月2日(木)
 夜勤明けの日。
 朝、弟より電話をもらう。お風呂においで、とのお誘いだった。せっかくだけど、どうしようもなく眠いので断る。今は風呂よりじっくり休みたかった。電話を切って、さらに寝る。ぐっすり眠る。
 13時半、目がさめ、昼食をとる。
 昼食後、また眠る。
 これまで何度か日記を付けたことはある。数年続いたこともある。でも、何かの拍子で途切れてしまっていた。今回のことは、これまでとはまた別の意味で記録しておかないといけない、という気がしている。昨日までの分を、メモを元にまとめて書く。かなり忘れかけている。

 


 ※この日の日記を読むと、あの日からの出来事を17日経った2月2日になってようやく文章にまとめたようです。パソコンで書きました。ですので、この日記はデータでしか残っていません。データを保存したハードディスクも避難用カバンに入れていました。クラウドなんてない時代でした。

 日記帳を買って初めて日記を付けたのは小6の年末でした。以来、途切れ途切れに続いた日記帳は3冊。この日記帳も、あの地震のあと、カバンに詰め込みました。どんなことを書いていたのか、ついさっき読み返してみましたが、あまりに青すぎて読むに堪えませんでした。。。

 今も時々日記のようなものを書いていますが、日記だけは手書きの方が良い気がして、書きやすいリフィルを自作しました。こんな感じです⇓

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Diary

※横書きで、1行の字数は多すぎない程度。日付の横は見出しみたいなのを書く欄です。裏面にはメモページ用に、別のリフィルを印刷します。A5サイズの用紙に印刷して24穴パンチで穴をあけ、ルーズリーフノートに留めています。書くのは月に2日か3日くらい。気が向いたときに書きます。その日の出来事を書くこともあるし、読んだ本の気に入った一節を書き写したり、アイデアをメモしたりしています。

 

 

 ※下のリンクは震災当日の記録です。 

www.keystoneforest.net

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
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イラスト/バリピル宇宙さん (id:uchu5213)