森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

家族みんながそろって過ごせるお正月はあと何回あるだろう。

 
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お正月が終わりました。

お正月の期間を松の内と言いますね。

関東では7日くらいまで、こちら関西では15日までがそれにあたります。

明日7日に七草粥を食べられる方もいらっしゃるでしょうか。

 

大晦日のこと

大晦日の夜はお寿司とお蕎麦。

わたしの家ではそう決まっています。

家族が4人になって(わたしと奥さんと長男Mと次男K)長らくそれを4人そろって食べてきました。

昨年の大晦日の夜(つい1週間前なのに、もう昨年です)はそれを3人で食べました。

長男Mが友人と食事すると言って出かけたからです。

この春には高校を卒業する彼ですから大晦日の夜を一緒に過ごせる友人がいること自体少しもおかしくないし、外出を咎められる年齢でも彼はもはありません。

大学進学を決め、将来の方向性を見定められるようになってきてから、彼は急に大人びたように感じます。

今年は、というか、今年からしばらくは、3人で大晦日の夜を過ごすことになるのかもしれません。

しばらく、というのは、また4人に戻るときが来る、ということではなくて、やがて次男Kも友人と大晦日を過ごすときが来て、この先さらに大晦日の夜は寂しくなっていくのだろうな、という意味です。

3人でお蕎麦をすする音は心なしか元気なく響きました。

毎年兄弟2人で笑い転げながら観ている「ガキ使」をこの大晦日はKは1人で観ていました。

1人でもやはり笑い転げていましたが、その前の大晦日はもっと騒がしかった気がします。

 

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初詣のこと

年が明けました。

1日、2日と、神社に向かうタイミングがなくて、ようやく3日目になって初詣に行ってきました。

ですが、参拝の人が多くて本殿の前には長い行列ができていました。

わが家では高校受験を控えた次男Kがいます。一番お参りの必要があるのに、出不精のせいで一人家に残りました。

なので、わたしたち(私と奥さんと長男Mの3人)はお正月の神社の雰囲気が感じられればそれでいい、という程度に考えて神社に向かいました。

本殿の前には参拝に並ぶ長蛇の列ができていました。

それを見て並ぶのをあきらめ、あとで行列の横から手を合わせるだけにすればいいと思い境内の写真を撮っているうちに、肝心の参拝のことを忘れてしまいました。

帰宅してから、せっかく神社に行ったのにお参りもせずおみくじも引かなかったことに気づきました。

今思えば、家族4人で初詣に行かなかったのも初めてのことでした。

 

家族みんながそろって過ごせるお正月はあと何回あるだろう、お正月が終わるこの日に少ししんみりと考えています。

 

 

 

 

 

 

  
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