森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

ずっとバレーボールをしていたい。でも、いつか終わる。 バレーバスケ部最終章5

 
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※えーっと、今回は親バカ記事です。合わない方は読まれない方がよいかと。

 

今日は2戦2敗でした。

敗者復活戦でも敗れたので県大会には進めませんでした。

  

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いつか終わる。

明けない夜がないように、暮れない昼もない。
いつか終わる、いつか終わる。
みんなそれを知っているのに気づかないふりをしている。
頭だけ隠して、見なければそれがなかったことになる、と信じているかのように

 

長男Mの高校、歴代最後の男子バレーボール部。
チームが負ければ、試合をすることも、部も、高校自体も、終わる。

 

試合後、キャプテンの動きは慌しい。
気持ちの整理をする時間などない。

応援席の私たちに対して、Mの号令でメンバーが礼をする。
その後、Mはもう一度こちらに向かって軽く一礼した、ように見えた。

そして、コートを後にした。

 

ずっとバレーボールをし続けることなんてできっこない。
いつか終わる。

 

Mがこのメンバーと同じコートに立つことは二度とない。
それどころか、バレーボールをすることすらないかもしれない。
つい一昨日まで、あんなに懸命に練習してきたのに。
今日、体育館を出たら、それきりバレーボールをすることはないかもしれない。

それが、終わるということ。

 

去年の夏からセッター練習を本格的に始めたM。

セッターじゃなくてスパイクを打ちたい、だからメンバーを集めてバレーボールを続けたい、と言っていたM。

でも、バレーボールを続けることを優先し、セッター練習に打ち込んだM。

ついこの前まで、ダブルコンタクト、ホールディングのミスを繰り返していたM。

  

この大会で観たMは、しっかりとチームを引っ張るキャプテンであり、セッターに見えた。

甲子園への挑戦が終わったあとバレーボールを始めたばかりの野球部のメンバー。レシーブを上げてくれればそれで十分。

Mはひたすら上がったボールを追ってコートを走る。

 

スパイクへのレシーブ力を補うため、セッターのMもブロックカバーに入る。カットのポジションについてから、セッターポジションに走ってトスを上げる。
相手のフェイントを飛び込んで拾う。また起き上がってセッターポジションへ走る。

 

そんな君のプレーをしっかりとこの目に焼き付けました。

 

 

 

 

 

 

  
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