※えーっと、今回は親バカ記事です。合わない方は読まれない方がよいかと。
今日は2戦2敗でした。
敗者復活戦でも敗れたので県大会には進めませんでした。
いつか終わる。
明けない夜がないように、暮れない昼もない。
いつか終わる、いつか終わる。
みんなそれを知っているのに気づかないふりをしている。
頭だけ隠して、見なければそれがなかったことになる、と信じているかのように。
長男Mの高校、歴代最後の男子バレーボール部。
チームが負ければ、試合をすることも、部も、高校自体も、終わる。
試合後、キャプテンの動きは慌しい。
気持ちの整理をする時間などない。
応援席の私たちに対して、Mの号令でメンバーが礼をする。
その後、Mはもう一度こちらに向かって軽く一礼した、ように見えた。
そして、コートを後にした。
ずっとバレーボールをし続けることなんてできっこない。
いつか終わる。
Mがこのメンバーと同じコートに立つことは二度とない。
それどころか、バレーボールをすることすらないかもしれない。
つい一昨日まで、あんなに懸命に練習してきたのに。
今日、体育館を出たら、それきりバレーボールをすることはないかもしれない。
それが、終わるということ。
去年の夏からセッター練習を本格的に始めたM。
セッターじゃなくてスパイクを打ちたい、だからメンバーを集めてバレーボールを続けたい、と言っていたM。
でも、バレーボールを続けることを優先し、セッター練習に打ち込んだM。
ついこの前まで、ダブルコンタクト、ホールディングのミスを繰り返していたM。
この大会で観たMは、しっかりとチームを引っ張るキャプテンであり、セッターに見えた。
甲子園への挑戦が終わったあとバレーボールを始めたばかりの野球部のメンバー。レシーブを上げてくれればそれで十分。
Mはひたすら上がったボールを追ってコートを走る。
スパイクへのレシーブ力を補うため、セッターのMもブロックカバーに入る。カットのポジションについてから、セッターポジションに走ってトスを上げる。
相手のフェイントを飛び込んで拾う。また起き上がってセッターポジションへ走る。
そんな君のプレーをしっかりとこの目に焼き付けました。