森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

次男Kの卓球の試合と、言い間違い・聞き間違いについて。

 

 

先日の土曜日(6月10日)、中学生の次男Kの区総合体育大会(区総体)が行われました。

Kは卓球部所属で、シングルスと団体戦に出場しました。

今回の試合会場は区内にある中学校の体育館でした。
中学校の体育館よりもっと広い○○アリーナにも観戦に行ったことがありますが、卓球ってつくづく応援しづらい種目だと思います。

 

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まず一つ目。

会場が蒸し暑いです。
今回はまだそれほど気温が高くなくて助かりましたが、体育館の扉や窓は、風の
影響を避けるためなのか、真夏でも締め切られています。
生徒たちは誰もが、ゲームの合間にラケットを団扇代わりにしてパタパタ扇いでいます。
応援に行くには、団扇か扇子は必携です。

 

二つ目。

体育館内に何台も何台も卓球台が並んでいて、そこで一斉に試合をするものですから、一体どこで誰が試合をしているのかよく分かりません。
さらに、試合をしている場所が分かったとしても、そばまで行って試合を観ることはできません。
iPhoneで試合の動画を撮りましたが、Kはそれを最初だけ観て、それ以上観るのはあきらめてしまいました。
スマホ以外のズームインできる撮影器具が必要です。

 

三つ目。

出場者が多すぎて、いつ試合が始まるのか見当がつきません。
一つ目の試合に勝っても次の試合までどれくらい時間があるのか分からないので、落ち着いてトイレ休憩にも行けないです。
生徒の方も気持ちを維持するのが難しいでしょうね。
試合順のコールを聞き漏らしたのか、体育館の外にいたのか、何度も呼ばれている子がいました。

 

四つ目。
審判の生徒が持っている得点板がとても見づらいです。
だから、詳しい試合経過がよく分かりません。
得点を決めたときに、福原愛ちゃんみたいに「サー!」とか叫んでくれると分かりやすいのに。

 

えーっと。

でも、うまい子のラリーは見応えがあります。
伊藤美誠が繰り出すみまパンチのスピードは時速約90kmと言われていますから、そんなスマッシュがほんの数m先で炸裂するのを見られたら、迫力満点でしょうね。
今話題の張本君は中2で、Kのひとつ下の学年です。
彼も全中に出場するためには県の地区予選から勝ちあがっていくんでしょうけれど、なんだか不思議に思えます。

と、あれやこれや考えているうちに、Kの試合は終わってしまっていました。
シングルス3回戦敗退でした。

破れた試合は1セット目を軽々と取り、2セット目も中盤までリードしていました。
ところがその後、じりじりと追い上げられそのセットを逆転されて落とし、そのまま3セット連取されてしまったのでした

 

ここで一度、話題を変えますね。

あか男さんのブログ「新・ぜんそく力な日常;No.1045 例の漢字ドリルと排他的経済水域についてのニュース」のなかで、あか男さんは、愛娘リンちゃんの聞き間違いを紹介されていて、とても微笑ましい内容でした。
読後、こんなブックマークを書かせていただきました。

 

 

こう書いた夜、早速Kがつぶやきました。

小学校のころ「カネボウ化粧品」ってCMで言うのを聞いてて、「金儲け商品」だって思ってた。

と。
うちの子もなかなかやってくれます。
が、やはり、
素直に笑えません。

 

卓球の試合に戻りますが、試合後のKがこんなことを言いました。

サーブにはけっこう自信がある、と。
1セット目は、そのサーブが決まればたいてい取れる。
でもね、2セット目の前に、相手の顧問の先生が僕のサーブの癖とか苦手なところとか「入れ知恵」するから、そうすると段々相手のペースになっていくんや、と。

 

入れ知恵?
いやいや、そりゃ違うやろ。
アドバイスとか助言とか言うんちゃうか。

と、私はKに言い返しました。

が、「入れ知恵」と「アドバイス」って、どう違うんかな?

 

「入れ知恵」という言葉には、なんとなく犯罪の匂いが漂うのですが。

それって、私だけですか?

 

 

 

 

 

 

 

  
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