森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

円卓で食事をする場合の父親の居場所について。

私と奥さんと長男Mと次男Kがいて、私の家は4人家族です。

朝の6時半くらいに家を出て、仕事から帰ってくるのは8時くらいなので、家で過ごすのは1日の半分に満たない時間でしかありません。けれど、まぎれもなくここが私の居場所です。私にはここよりほかに帰る場所はありません。ま、たまに酔っ払って、帰り着けなくなることもなくはないですが。

休日はこの家でほとんどの時間を過ごします。最近めっきり弱くなってきましたが、アルコールを摂取しながら過ごせれば最高だと思っています。

食事は丸いテーブル(円卓)で摂っています。

円卓は鍋や大皿料理を囲むのにとても具合がいいです。人数が奇数になっても椅子さえ準備できれば均等に座れますし。

 

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隣のキッチンに長方形のダイニングテーブルがあって、以前はそこで食事をしていたのですが、子供たちが大きくなってきたことやら、こちらの部屋の方が窓から外がよく見えるということやらで、いつの間にかこの円卓で食事をするようになりました。

椅子はキッチンで使っていたものを持ってきて座ります。

ダイニングテーブルは丈夫で長持ちするものを、と考えて厚めのものにしました。表面には子供たちが小さかった頃にフォークか何かの先で叩いてできた凹みがいくつも残っています。

朝食は家を出る順に各自で摂るので、こちらのダイニングテーブルは主に一人で食べるときに使っています。

平日の朝は私が一番早いので、ここで目覚ましテレビを観ながら食べています。休日は、高校の部活に出かける長男Mかな。

 

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寝るところ食べるところ、一緒に過ごせる仲間がいるところ、が居場所でしょうか。

 

仕事が忙しくなってきたある時期から、私は家族と平日に夕食を一緒にとれることが少なくなってきました。

遅く帰ったときは、キッチンのダイニングテーブルで一人で食べます。スペースがたっぷりあるので、新聞を大きく開いて置いても少しも邪魔になりません。

 

夕食の始まりはだいたい7時頃と決まっています。

 職場から家まで1時間弱かかります。なので、6時過ぎに職場を出られればギリギリ夕食に間に合います。

ある日のことです。

7時に帰宅すると、ちょうど夕食のお膳立てに取り掛かっているところでした。

円卓には椅子が3脚並べてありました。

私が早く帰ることを知らなかった子供たちは、私抜きの3人分で準備をしていたのです。

 

円卓はとても便利です。

夕食は円卓の上にきれいに3人分均等に配膳されていました。誰かが欠けていることを少しも意識させません。

 

 

円卓はとても便利です。 

 

 

 

 

 

 

   

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