森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

美味しいノンアルコール飲料飲みたい

咳が続いて体調がイマイチなのでただいま禁酒中。缶ノンアルコール飲料飲んで我慢してる。これで10日目。こんなに呑まないのはいつ以来だろう。

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欲しいのはアルコールゼロ飲料なのに、カロリーゼロ糖類ゼロももれなく付いてくるみたい。人工甘味料使用のやつ。
これがおそろしく不味い。いつまでも後味が甘苦い。口をゆすいでも歯を磨いてもまだ甘苦い。
嫌なら飲まなきゃいいんだけど意思が弱くて🍺🍶🍹🍾

子供のころチクロという人工甘味料があった。発がん性が指摘され使用している食品が販売できなくなった。
砂糖の何十倍も甘いので甘く安く作れるからチクロを使った駄菓子がたくさんあった。それらがある日駄菓子屋さんから消えてしまった…

大人になってから、旅行先の片田舎で飲み物とつまみを探しに村に一軒しかない、みたいなよろず屋さんに入った。ボンカレーのホーロー看板がかかっているようなお店だった。
狭い商品棚には半ば埃をかぶったような商品が置いてあった。買ってもらえないままずっとそこにいたんだろう。
瓶に入ってたと思う。チクロの粉末が売られていた。なんだか麻薬でも見つけたみたいな怪しい気分になってこっそり買って帰った。
どこにしまったかな。

その後チクロの発がん性は否定され、類似の人工甘味料は巷に溢れるようになった。

ちなみにチクロは今使われているほとんどの人工甘味料より苦味が少ない。砂糖より美味しかったという人もいた。後味の悪さなんてなかった。山猫の記憶にあるチクロもうまかったな。
それにひきかえ、アセスルファムカリウムはあまりに不味い。

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アルコールだめ、ノンアルコールもだめ。
いったい何を飲めばええねん。

状を整理してパソコンで印刷する、という作業をこなせば済む話だ。

仲介業者というのはどうだろうか。以前話題になった「別れさせ屋」みたいな。

受け取りたくない年賀状は全て仲介業者に転送する仕組みにしておいて、こちらは誰が年賀状を送ってきたか全くわからないようにしておく。万が一トラブルが起これば仲介業者が対応する、と。おそらくほとんどトラブルになることはないだろうから、年賀状のやり取りが途絶えるまで数年かかったとしても1件100円くらいで十分採算がとれるんじゃないかな。どうだろう?

 

───そうだ、喪中を知らせる葉書があった。
近い親族が亡くなったので年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます、という欠礼葉書だ。あれを応用して何とかならないだろうか?
そう言えば、一度だけ同じ職場の退職間近い先輩に、「ひっそりと少しずつ世間から消えていこうと思ってるので来年から年賀状は不要だよ」と口頭で言われたことがあった。

これならどうだろう?

 山猫はもう歳です
 何とか仕事は続けておりますが
 これから先は「頑張らない」を目標に
 ゆっくりと日々を過ごし
 近いうちに森の奥へ帰ろうと決めました
 どうぞ山猫のことはお忘れください
 これまでのお付き合い本当にありがとうございました

ある程度歳をとったら、これくらいなら許してもらえるだろうか?

やっぱりだめかな。。。

 

 

 

 

 

 

 

  
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