鉄人28号が立つ若松公園(神戸市長田区若松町・鉄人広場)で、10月16日(日)第14回琉球祭 in 新長田が行われた。
鉄人の足元に設けられた特設ステージでは民謡や沖縄ポップスなどのライブ演奏が催され、客席の横では沖縄料理の屋台も出店していた。
山猫が訪れたのはちょうどお昼どき。沖縄塩焼きそばをあてに好物のビール(この日の銘柄はORIONビール)を呑みながら、友人が出演しているステージを観させてもらった(…不真面目な観覧態度でごめんなさい)。友人たちの演奏(キーボードのMさん、サックスのYさん)はもちろん素晴らしかったが、沖縄の指笛の響きの凄さに圧倒された。
鉄人の大きさは実物大(2004年アニメ版の設定)の18mだが、下の写真のようにポーズを決めた姿勢で15.3mの高さがある。
2009年10月の登場から7年目を迎え、少しずつ塗装の痛みが目立ち始めた鉄人28号は、塗装の塗り替え工事を行うこととなった。10月17日から20日間かけて塗装を施し直し、11月6日(日)に新たな姿を見せてくれるらしい。現在の渋めの配色から、より原作に近いコバルトブルーに塗り替えるとのこと。これが塗り替え前の最後の勇姿だ。
なぜ神戸・新長田に鉄人28号が立っているかというと、作者の横山光輝が長田区の隣にある神戸市須磨区出身だからだ。ちなみに「28」の由来だが、実は鉄人は太平洋戦争末期に日本帝国陸軍が極秘裏に建造していたロボット兵器で、その28番目の設計機だったところからきている。
高さ18mと言えば、お台場に立つ機動戦士ガンダムの大きさも同じ18mだ。型式番号はRX-78-2、ジオン公国軍の主力モビルスーツ「ザクⅡ」に対抗して地球連邦軍が試作した白兵戦用モビルスーツである。
太平洋戦争と一年戦争(ジオン独立戦争)、時代背景も場所も全く異なるが、どちらも戦争が生みだした兵器という共通点を持っている。
この夏にガンダム、そして、つい先日に鉄人を観てきた山猫の感想は、アニメではなく実物大の両者を比較すると、鉄人28号の方が断然かっこいい。かな?