森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ありがとう、しかない。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート24

8月になりました。 暑い日が続きます。 庭の水やり、1日1回では足りません。 お昼近くになるとアジサイの葉もトマトの葉っぱも力なく萎れてきます。 あんまり暑いので空に向かって水やり。 照りつける陽射しに水滴が光ります。 この夏はブルーベリーが豊…

平成30年7月豪雨の最中に起きたわが家の「早朝の奇妙な出来事」の謎を解く

7月7日にアップした記事のことです。 記事中で、「平成30年7月豪雨」の最中の7月6日早朝に、六甲山中腹に建つわが家で起こった、ある奇妙な出来事について書いています。 www.keystoneforest.net 早朝の奇妙な出来事─── それはこんな内容でした。 少…

白内障日帰り手術 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 体験記

数日前、目の手術を受けました。 手術名は「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」、白内障の手術です。 今回の記事はその覚書、体験記です。 目次 白内障の診断を受けてから手術に至るまで 白内障の手術と費用、眼内レンズについて 多焦点眼内レンズを用…

昨日もトマト、今日もトマト、明日もトマト、明後日もトマト、毎日トマト。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート23

昨日もトマト、今日もトマト、明日もトマト、明後日もトマト、毎日トマト。 今年の夏、わが家の庭はトマトが大豊作。 ホームセンターで買ってきた苗は、ミニトマト4株(千果2株、こあまちゃん2株)と大玉トマト2株。 ちなみに写真はこあまちゃん。KAGOME…

異常気象が平年並みへ、非日常が日常になっていく…

朝採り、朝撮り(^_^) 早朝からセミが鳴いています。 4時過ぎには声が聞こえていました。 彼らは早起き、一生懸命です。 眩しいほどの陽射しが降り注いでいます。 水遣りのシャワーを浴びて緑が輝いています。 朝のうちに庭の野菜を収穫しました。 パプ…

大雨一過~7月8日20時15分、神戸、大雨警報解除

7月8日20時過ぎ、4日間にわたって神戸市に発令されていた大雨警報がようやく解除されました。 西日本各地に甚大な被害を与えた大雨でした。 わが家は停電こそしましたが、それ以外は大過なく今日を迎えることができました。 www.keystoneforest.net 1…

早朝の奇妙な出来事~大雨洪水警報発令中の神戸から~

7月5日未明に出された大雨警報が7日時点でまだ解除されず、3日目に入りました。 神戸アメダスの記録によれば、こちら神戸市内では6日22時30分現在で48時間の総雨量が368.5mmに及んでいます。 これだけ激しく長時間降り続く雨は、わたしに…

わが家の「ワレモノ注意!」たちへの避難指示解除~大阪北部地震その後

6月18日に発生した大阪北部地震について触れた前回の記事にたくさんのお見舞いコメントをいただきました。 b204638さん、happy-ok3さん、anneseaさん、sufuretanさん、mraka2015さん、mamichansanさん、keiko-blogさん、toikimiさん、sumino72さん、ColdS…

大阪北部地震〜神戸から

その時、わたしは神戸市内にある職場のスタッフルームに立っていました。 プリントアウトした職場の予定表を掲示ボードに貼ろうとするところでした。 不意に異様な音が鳴り響きました。 6月18日7時58分のことでした。 SF映画で聴くようなその機械的…

待ってたよ(^_^)

待ってたよ(^_^) そーっと、そーっと。 撮れました(^_^) 速い速い。 右へ左へ。上へ下へ。また上へ。 やっとつかまえた。 見えますか? 右下を飛んでいます。 空に向かって、よーい、どん。 一斉に背を伸ばします。 向いてる先も向いてる形もみんな…

夏のタイムマシーン (創作短編小説)

夏のタイムマシーン 夏のある日、私は小さなカバンを一つ持って旅にでた。 ふらりと乗り込んだ電車は郊外の住宅地を抜け、いつの間にか海沿いを走っていた。 四人がけのボックス席は私と私のカバンが占領している。 カバンにはいつものコスメポーチと着替え…

枯れ始めたサクランボの木に今年も実ったサクランボ。

庭のサクランボの木にサクランボが熟しました。 つやつやです。 市販のものに比べると甘さでは劣りますが、十分に瑞々しくて美味しいです。 写真のほかに枝から採って直接食べたものがいくつかと、まだ枝から採らずに残しているものもあります。 それらを全…

あのね。 夢から覚めた現実と、その現実からさらに目覚める、ということがあるみたい。

子供の頃、よく見た夢がある。 自分の視界の隅に見えていた誰かの顔が、何かの拍子にスイッチが入ると、むくむくと風船が膨らむように巨大化していく。 そして、ついにはわたしの視界一杯に広がり、わたしはその顔に押しつぶされそうになる、という夢だった…

ねえ、アーサー。話をしてもいい?

ねえ、アーサー。話をしてもいい? わたしは時々アーサーに声をかける。 たとえば、この前はこんなことをアーサーに話した。 人生をやり直せる過去行き一方通行の電車が走っているとして、その電車に乗れる片道切符を、もし手に入れることができたら、どうす…

わたしも咲いています。タンポポの花。

こんなところに咲いていました。 春から初夏にかけての時期、庭を一巡りするだけでたくさんの命の芽生えに出会えます。 あ、庭を一巡り、、、と言ってもほんの数歩で巡れますが(^^; 草木や花たちの育つ勢いがほかの季節と断然違います。 でも、この花には気…

名は体を表す。ヒメオドリコソウとホタルブクロと子供の名前。

昨日の土曜日の朝。 穏やかに風が渡り、初夏を思わせる陽射しが降り注いでいました。 午後から日曜にかけてお天気が崩れるとの予報でしたので、わたしは目が早く覚めたこともあり、朝のうちから庭に出ました。 ブルベリーの花が満開です。 花の匂いがハチた…

大根の花が咲きました。草や木たちの生命力に圧倒される春です。

春ですね。 世界が一日一日明るさを増していきますね。 明るくなるのは陽射しが世界に満ち溢れてくるからですね。 ですが、それだけではありません。 沸き立つように花が咲き、新しい芽が次々に膨らんでくるからですね。 色とりどりの花が人の目を惹くのはも…

満開の桜と、長男Mの初めてのパーマと初めてしゃべった言葉と。

孤独は山になく、街にある。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート22

孤獨は山になく、街にある。 三木清の言葉です。 その言葉の後は、こう続きます。 一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にあるのである。孤獨は「間」にあるものとして空間の如きものである。 (三木清『人生論ノート』より) ブログ巡りの面白さが…

空知らぬ風 (創作短編小説)

※以前5回に分けて投稿した作品ですが、投稿後、作品を読んでくださったミチコオノ(id:fukaumimixschool)さんに咲を描いていただきました。その絵の掲載をミチコさんに快く承諾していただいたので、作品の読みやすさのためと、自分用の記録として、咲の絵を…

春るるる 空ららら 晴れれれ 花ななな

土曜の朝のことです。 おはようございます。起きたときから涙が止まりません。花粉がたくさん飛んでいますか?雨が降った翌日晴れるとたくさん飛ぶそうですね。外出するのに勇気がいります。でも、見たかった。春の空(^_^) pic.twitter.com/rhezRD01mO— …

死者は生者の記憶のなかにしか生きられない **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート21

死者は生者の記憶のなかにしか生きられない 歌人永田和宏の言葉です。 生きている者、生き残った者は、生きている限り死者のことを思い返します。 近い肉親であったり、愛した人であったりすればなおさらに。 その人の好きだった食べ物や花、飲み物や音楽、…

春は必ず巡ってくる。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート20

もうすっかり春です。 わたしが春の到来を実感するのは、庭にサクランボの花が咲くとき、そして朝焼けを見るときです。 朝焼けは通勤途上で見る朝焼けです。 朝焼けが見えるその場所を通過するのは毎朝6時半頃。 家から駅まで歩く、ほぼ中間地点です。 その…

空知らぬ雪 あるいは、空に知られぬ雪

空知らぬ雪 あるいは、空に知られぬ雪 という言葉があります。 空のあずかり知らぬところで降る雪、のようなもの。 つまり、舞い散る桜の花のことです。 桜吹雪という言葉があるくらいです。 雪と桜の散りゆく様子は本当によく似ています。 空知らぬ雨 ある…

生命を大切にするということ

あなたが通った学校の教室を思い浮かべています。 あなたは3年生、その学校の最上級生です。 正面に黒板があり、その上にクラス目標を大きく書き出した掲示物があり、右には時間割表、左側には体育大会や合唱コンクールで入賞したときの賞状が飾られていま…

バリピルさんに似顔絵を描いていただきました。

インフルエンザで先週いっぱい仕事を休みました。 で、体調が落ち着いてきたなぁーと思っていると今度は三連休です。 先週から数えてみればなんと十連休になります。 そのほとんどを寝てすごしたとは言え、けっこう長期の休みとなりました。 これはラッキー…

次男Kとわたしのインフルエンザ記

昨夜タミフル10錠飲みきりました。 それでほぼすっきり回復した気がします。 初めて38度台に発熱したのは先週日曜日でした。 その翌日の月曜日も一度38度になりましたが、それ以降はずっと36度台の熱。頭痛はほとんどなく、しつこい鼻水に全身の倦怠…

隔離部屋より

前回の記事で触れた「Kの高熱」のその後です。 www.keystoneforest.net 次男Kへのお見舞いコメントをたくさんいただきました。 ありがとうごさいます。 本人にも伝えました。 彼の容体ですが、記事を書いた翌日の日曜日に小児科を受診しました。 午後からだ…

Hey Jude ~Mの高校最後のバレーの試合と、受験直前のKの高熱~

今日は午前中出勤しました。 家を出た時刻がいつもより遅めなので朝の太陽はずいぶん高いところまで上っています。 大阪の街は朝靄に包まれていました。 お天気はこの後下り坂。 お昼ころには雨が落ちてきました。 今日、長男Mはバレー部OBを集めて、学校で…

傷口にはいつかカサブタができます。

去年の夏ごろ酔っ払って転んだときにつけた傷がまだ治りきりません。 歳をとると傷が治るのが遅くなります。 新陳代謝が若いころほど良くないし、免疫力が衰えているからでしょう。 ですが、歳をとっても時間が経てば傷は治ります。 なので、若いころならな…