森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

雰囲気と言うものの怖ろしさ

神戸の小学校で起きた事件が先日来、連日マスコミ報道されています。 事件の詳細が明らかになればなるほど、当事者や関係者たちの言動が伝えられば伝えられるほど、事件の不快さがなおさら増してきます。 被害者の方はもとより子供たちや地域へ与える影響を…

山猫🐾一家 北海道へ行く(予告編)

2カ月前のこと。 わたしたち山猫一家は、夏休みを利用して北海道へ旅行しました。 いつかそのときのことを記事に書かねば、と思っているうちに、はや2カ月。 時間が経つのが速いのか、山猫がのんびりし過ぎているのか。 とにかく、早くまとめておかないと…

『無題』 (創作短編小説)

当ブログ『森の奥へ』へお越しいただきありがとうございます。 いつもは、山猫のつぶやきあれこれを掲載していますが、 今回は小説創作です。 少し長くなりますが、よろしければお付き合いください。 * * * * * * タイトル;『無題』 作;山猫 センセ…

旅のラゴス ~ 一人旅に持って出かけるならこの一冊

『旅のラゴス』は筒井康隆の長編小説です。 わが家の本棚にあったのは1989年発行の徳間文庫版。 買ってすぐに読んだと思いますから、それから30年が経っているのです。 その間、二度引っ越しましたが、本は捨てずに持ってきました。 ワクワクしながら読ん…

8月32日のお昼に。

8月26日18時、仕事帰り。 電車が駅に着く。 エアコンの効いた車内からホームに降ります。 外の空気をさほど暑く感じなくなりました。 山側改札を出るとすぐ前がバス停です。 次のバスが来るまで数分あります。 西の空を見上げたら、前日までと雲が違っ…

子供の頃、魔法を信じていました **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート27

子供の頃、魔法を信じていました。 選挙制度とか銀行の仕組みとか、高級ブランドの名前とか、愛とか恋とか、全然知らなかった子供の頃。 でも、魔法の存在は知っていました。 知っているだけじゃなくて普通に信じていました。 呪文の言葉を一生懸命考えまし…

白内障手術体験記。二度目の手術なので少し余裕でした、です。

白内障手術体験記です。 入院の必要がない日帰り手術でした。 しかも二度目の手術と言うこともあって、手術の順番をスマホでブログ巡りやTwitterをしながら待てました。 余裕です(^_^) そのときのツイートから手術の様子を振り返りつつ自分用の記録としてま…

100万回生きたねこと、愛するということ。

死はいつも悲しいものです。 とりわけ幼い子の死となると、自分と直接の繋がりがなくても胸が痛みます。 このところ、親から酷いやり方で虐待される子供、あげくに命まで奪われた子供の報道にたびたび接します。 もはや胸が痛むどころではありません。 強い…

小説をどう書くか、ということ。

小説をどう書くか、ということ。 「第二回おっさんず飲み会」報告の続きです。 あれ? 会の名称は、「おっさんず飲み会」じゃなくて「おっさんずオフ会」だったかもしれません。 間違ってました。ごめんなさい。 ま、どちらにしても大きな違いはなさそうです…

わたしのオススメ小説 *** 『夏への扉』と『用心棒日月抄』シリーズ、そして『マイナス・ゼロ』

6月のある夜、はてなブログの書き手さん方何人かと大阪・梅田で飲みました。 おっさんず飲み会、第二回でした。 今回は、前回のメンバー(KONMA08 (id:konma08)さん、もじのすけ (id:mojinosuke)さん、くにん (id:kuninn)さん、そしてわたし山猫) に加えて…