森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

青春18きっぷ 神戸から東京へ3泊4日の旅 第2回 神戸東京間・10時間電車の旅

「青春18きっぷ」はJR普通列車と快速列車が1日乗り放題になる切符です。 この切符を使って神戸東京間を普通電車と快速電車(新快速や特別快速、快速アクティにも乗れます)を乗り継いで行くと約10時間で行けます。 「青春18きっぷ」は途中下車する…

青春18きっぷ 神戸から東京へ3泊4日の旅 第1回 子供たちとの旅の思い出

はじめに、お断りをさせていただきます。 今回の記事『青春18きっぷ 神戸から東京へ3泊4日の旅』は、本ブログ「森の奥へ」の過去記事『山猫、青春18きっぷで東京へ行く 1』~『山猫、青春18きっぷで東京へ行く 5』の5記事に東京旅行編を加えて書き…

山猫、野良ニラを食べる。

スッキリしないお天気が続きます。 そのせいにして庭の手入れをサボっていました。 しばらく出ないうちに、庭は模様替えを始めたみたいです。 ・・・みたいです、と他人事のように書きますが、実際、わが家の庭は、夏の間に大きく育ったトマトの木(茎?)が…

猫は森には帰れない

猫はネコジャラシで遊べるのに、例外はあるでしょうけれど、犬はどうしてネコジャラシに興味を示さないのか。 ちなみにネコジャラシは俗称で、もとはエノコログサと言います。 名前の由来は、穂の形状が犬の尾に似ていることから犬っころ草(いぬっころくさ…

他者がいるからこそ自分は自分でいられる。 **ブックマーク・ツイートから** 山猫ノート25

他者がいるからこそ自分は自分でいられる。 もしくは、他者がいるからこそ自分が自分であると分かる。 今回は、メイもんさんの記事・「陰陽のバランス」に刺激を受けて、頭に浮かんだあれこれを書きます。 「お互いがお互いを成り立たせている」、、、相手が…

追憶 (創作短編小説)

「親父は? 何時くらいに帰ってくるの?」 居間のコタツにもぐりこんで、おかきを頬張りながら僕は母に尋ねた。 「お父さん? お父さんはね、今夜は夜勤。祐くんが帰ってくるから誰かに代わってもらったらって、言ったんだけど。照れくさいんじゃないの? だ…

君のいる世界は限りなく広くて、可能性に満ち溢れている。

君のいる世界は限りなく広くて、可能性に満ち溢れている。 足もとだけを見てないで、顔を上げて、もっともっと遠くに目をやれば、いろんなものが見えてくる。 そこにはきっとワクワクするような出会いが待っている。 君のいる世界は限りなく広くて、可能性に…

いつか風になるわたしの魂はどこへ還っていくのだろう。

故郷という土地があっても、帰る家がなければ、そこにわたしの居場所はありません。 前回の記事に、そう書きました。 故郷とは、 住み慣れた家のことだろうか。 家で待っているかもしれない両親の思い出だろうか。 その両親に愛されて育ったあの頃のわたしが…

故郷という土地があっても、帰る家がなければ、そこにわたしの居場所はありません。

山から街に出てきたわたしには、かつて山という故郷がありました。 山にはわたしが家族と過ごした家があり、わたしが通った小学校があり、わたしが遊んだ田畑があり、わたしが泳いだ川がありました。 幼馴染と通った小学校は、お城の跡にありました。 幼馴染…

わたしは今、人生の夕食を食べているところです。

わたしは今、人生の夕食を食べているところです。 いきなり何? なんで食べてるの? 何食べてるの? という疑問をお持ちになった方がいらっしゃったら、よろしければこちらをご覧ください。 料理のお話ではありません。 人の一生を一日にたとえて考えていま…