森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

春るるる 空ららら 晴れれれ 花ななな

 
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土曜の朝のことです。

7時半に目が覚めました。

きたときから目が痒くて涙が止まりませんでした。

大きなクシャミを続けて3回しました。

家の中だからといって、安全圏ではなかったようです。

花粉のせいに違いありません。

 

朝陽が金色だったよ。

家人が教えてくれました。

リビングに明るい陽が差し込んできています。

良いお天気を約束するような陽射しでした。

でも、仕事は休みだし、目も鼻も痒いし、外出する用もないし。

新聞を読んで、録画していたテレビ番組を観て、ダラダラして、そして、決めました。

そうだ、散髪に行こう。

マスクを着けて、いざ!

10時になったのを機に家を出ました。

少し冷たい風が吹いていました。

twitterの写真は駅までの道すがら、唯一東に広がる大阪の街が見渡せる場所から撮ったものです。

眩い太陽が仰ぎ見るほどの高さにありました。

空は青く晴れ渡り、その影を映した大阪湾は穏やかに凪いでいます。

会いにきてよかったと思いました。

春の空(^_^)

 

 

散髪の帰り、駅前の公園を散策しました。

桜のつぼみが膨らんできています。

すでに1本だけ満開でした。

数年前に新しく植樹されたばかりの桜です。

元気が溢れているから?

それとも、焦ってフライングした?

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桜の向こうに東屋があります。

池にせり出して浮いているように見えます。

東屋に渡る橋に近づいていくと階段に鳩が2羽遊んでいるのが見えました。

クチバシとクチバシをくっつけあっています。

どうやらデートしているようです。

驚かさないようにゆっくり近づいていきました。

2羽はすっかり夢中になっていて、わたしの気配にはまったく気づきません。

何枚か写真を撮らせてもらいました。

ごめん(^^;

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公園を過ぎて、そこから家までの帰り道は急な坂道になります。

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木々の緑は晴れた空の青を背景にするとひときわ鮮やかに見えますね。

歩くうちに身体はすっかり温まってきました。

もうすぐ家です。

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駅からのんびりと30分歩きました。

マスクをして山を登るのはちょっときついです。

こんな気持ちの良い空気を存分に吸うことができないのを少し恨めしく思いました。

 

帰宅して、

庭にスイセンが咲いているのを見つけました。

スイセンはうつむきがちに咲くのです。 

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春るるる 空ららら 晴れれれ 花ななな

 

 

 

 

 

 

  
よければtwitterものぞいてみてくださいね。山猫 (@keystoneforest) | Twitter
 

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山猫@森の奥へ
似顔絵はバリピル宇宙さん (id:uchu5213)に描いていただきました。