森の奥へ

街の喧騒に惹かれて森を出た山猫はいつの間にかずいぶんと歳をとった。いつかもう一度故郷の森の奥へ帰りたいと鳴くようになる。でも、街の暮らしはなかなか捨てられるものじゃない。仕方ないから部屋の壁紙だけ森の色に染めてみた。

父譲りの酸っぱいもの好き。酢ごぼう(たたきごぼう)を作りました。

 
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大晦日です。

大掃除は昨日までに済ませました。

あ、奥さんが、ほとんど。

で、今日は、思い立って酢ごぼう(たたきごぼう)を作ることにしました。

わたしの田舎では酢ごぼうと呼んでいて、こちらの方が馴染みが深いので以下酢ごぼうと言うことにしますね。

わたしの育った家では、冬になると、おせち料理と言うわけではなく、常に食卓に酢ごぼうが並んでいた記憶があります。

わたしはとにかく酸っぱい味が大好きです。

焼酎のお湯割にはポッカレモンは欠かせないし、風邪ひいてアルコールが呑めない日は、梅昆布茶で代替しています。

ごぼうも大好きです。

ごぼうサラダに、鶏とごぼうの炊き込みご飯、おでんに入っているごぼ天も好きやなぁ。。。

なので、酢ごぼうは、おせち料理の中でランキングをつければ文句なくベスト3に入ります。

ところが市販のものは甘さが勝っていて、酸っぱさに関しては納得いく出来ではありません。

 

わが家の冷蔵庫の野菜室をのぞくと、結構な量のごぼうが奥底に眠っていました。

なんでも、ごぼうは冷蔵庫に保存しておくと甘くなるそうです。

詳しいメカニズムは省略しますが、以前に観たNHKの「ためしてガッテン」という番組で紹介していました。

秋に収穫したごぼうを冷蔵庫で保存して春に食べても大丈夫。

いえ、大丈夫どころか、さとうきびみたいに甘くなっている、ということでした。

ちなみに、土がついたままの方が持ちがいいそうです。

わが家でもそれを試してみよう、ということになり、それが冷蔵庫の底に眠っていた、ということです。

数ヶ月は眠っていたはずです。

念のため、表面を改め、匂いも慎重に嗅いで確認しましたが、多分大丈夫です。

土の良い匂いがしました。

万が一失敗しても、わが家では酢ごぼうを食べるのはわたしくらいです。

奥さんはごぼうそのものが苦手だし、子供たちは酸っぱいものが苦手です。

わたしの酸っぱいもの好きはわたしの父からの環境遺伝でした。

ですが、残念ながらそれはわたしの代で途切れ、子供たちに伝えることができませんでした。

ごめんなさい、お父さん。。。

 

ところで、酢ごぼうの話題に戻ります。

 

酢ごぼうの作り方です。

材料

ごぼう 200g

 

すりゴマ 大さじ1

醤油 大さじ2

みりん 大さじ1

酢 大さじ1.5

手順

ごぼうを洗う(タワシがなかったので、アルミホイルで擦りました)

洗ったごぼうを叩く

鍋でお湯を沸かし、塩と酢を少々加えて茹でる

茹で上がったらザルに上げる

3センチくらいの長さに切る

熱いうちに、すりゴマ・醤油・みりん・酢を加えてあえる

あえてからすぐに味見しましたが、まだ味が染みてなくてイマイチ。

しばらく放置してからもう一度味見すると、そこそこかな。

薄口醤油がなくて普通の醤油を使ったので、少し黒っぽくて見た目は優れませんが、なんとか出来上がりました。

今年最後の料理は一応おせち料理を作った、ということで、それを記事にして、これで今年のブログ納め。

 

山猫製酢ごぼうはこちらです。

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今年一年間、当ブログの記事を読んでいただいた方、Starをつけたり、コメントをくださったりした方、とてもありがとうございました。

みなさまのお陰で途切れ途切れになりながらもなんとか書き続けてこられました。

また、来年もよろしくお願いします。

みなさまにとって、

新しい年がより良い年になりますように。

 

 

 

 

 

 

  
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